40歳の女性です。子供の頃から、私はいつも優等生の姉と比べられてきました。「お姉ちゃんはできるのに、どうしてあなたは」というのが母の口癖でした。
そして今、その比較の対象は私たちの子供に移っています。先日、姉の子供が有名私立中学に合格しました。うちの子は地元の公立中学に進学しています。そのことについて、母が私を見下すように微笑みながら「これで完全に差がついちゃったわね」と言ったのです。
私に対する言葉だけならまだ我慢できます。しかし、何の罪もない息子にまで母の毒が振りまかれるのが、私にはもう耐えられません。

たま先生の解説
心理のポイント
今回は、長年比べられてきたお母様との関係や、お子さんへの影響についてお話しさせていただきました。
私が先ほど、お母様との距離を置くことや、お母様の価値基準についてお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、幼少期からの「すり込み(呪縛)」が私たちの自己肯定感にとても大きな影響を与えているからなのです。
一番身近な存在である親から「お姉ちゃんはできるのに」と繰り返し言われると、子供はどうしても「自分は劣っているんだ」と思い込んでしまいます。そして大人になっても、親の偏った価値観を「世の中の絶対的な基準」だと錯覚してしまうことが多いのです。
ですが、お母様の「学歴や成績がすべて」という考え方は、あくまでお母様自身のコンプレックスから生まれた「独自のルール」に過ぎません。
この記事を読んでくださっている方の中にも、親や周りの人から心ない言葉をかけられ、自分や子供を責めてしまっている方がいるかもしれません。そんな時は、相手の言葉を真正面から受け止める前に「それは本当に世間の基準なのかな?」「この人の独自のルールを押し付けられているだけではないかな?」と少し立ち止まってみてください。
子供を守るための一番の防波堤は、まずお母さんであるあなた自身が「私たちは誰とも比べる必要のない、そのままで素晴らしい存在だ」と心から信じることです。
心ない言葉からはそっと距離を置き、あなたとお子さんの本来の輝きや、日々の小さな幸せを大切に守っていってくださいね。