つわりで毎日つらい中、ふとした旦那の言動に「なんでそんなこと言うの?」「むかつく…」と思ってしまうこと、ありませんか?
一生懸命がんばっているのに、ちょっとした一言や態度で心がザワッとして、「もうわかってくれないなら何も話したくない…」と感じてしまうこともあるかもしれません。
つわりのつらさは目に見えにくく、体調も心も不安定になりやすい時期。そんなときこそ、パートナーのちょっとした無理解や無神経な言動が大きなストレスになりますよね。
この記事では、「つわり中に旦那がむかつく」と感じる理由を5つに整理して、あなたの心を少しでも軽くするヒントをお届けします。
「私だけじゃなかったんだ」と思える共感や、夫婦関係の改善に向けた優しい視点も一緒にお伝えしていきますね。
調整用テキスト
つわり中に旦那がむかつくのは“あなただけ”じゃない
「またイライラしちゃった…私って心が狭いのかな?」
そんなふうに自分を責めてしまうことはありませんか?
でも、安心してください。つわりの時期に旦那さんに対してイライラを感じる女性は、実はとても多いんです。
妊娠中の心と体は、ホルモンの影響で普段とはまったく違う状態になります。体調が安定せず、気分も落ち込みやすい。そんな中で、「普通にしている旦那」に対して、なぜかムッとしたり、冷たくされたと感じたり…。それは決してあなたが悪いのではありません。
むしろ、それだけあなたが頑張っている証拠です。しんどい中で日々をこなしているからこそ、「なんでわかってくれないの?」という思いが強くなるのは当然のこと。
実際に、SNSや相談室にもこんな声が寄せられています。
こうした体験は決して珍しくなく、多くの女性が似たような悩みを抱えています。あなたのそのイライラやモヤモヤは、ちゃんと意味があるし、無理に抑え込む必要もありません。まずは、「私だけじゃなかったんだ」と知ることが、心を軽くする第一歩になります。
つわり中に「旦那むかつく」と感じる主な5つの理由
つわりのしんどさに耐えながら日々を過ごしていると、ちょっとした旦那の言動が引っかかるようになりますよね。「そんなつもりじゃなかったのに」「わかってほしかっただけなのに」と感じたことはありませんか?
ここでは、実際に多くの女性が「むかつく…」と感じた瞬間を、5つのケースに分けてご紹介します。あなたが共感できるものがあれば、「自分だけじゃなかったんだ」と少し心が軽くなるかもしれません。
1. 「大げさだよ」と軽く言われたとき
つわりの症状は人によってまったく違います。軽い人もいれば、立ち上がれないほど辛い人もいます。
それなのに「つわりって気の持ちようでしょ?」「俺の姉はそんなに辛くなかったよ」と言われたら…ムカッとして当然です。
体の辛さを“気のせい”にされるのは、存在そのものを否定されたような気持ちになりますよね。
2. 普段通りに過ごしている姿にモヤッとする
自分は吐き気で動けないのに、旦那はいつもと変わらずテレビを見たり、ゲームをしたり…。「私がこんなに辛いのに、なんで平気な顔してるの?」と思ってしまうことも。
もちろん悪気がないのはわかっていても、「気遣いの一言くらいあってもよくない?」と感じてしまう瞬間です。
3. 家事や買い物を当然のように任される
つわり中はほんの数分の立ち仕事すらしんどいことがありますよね。それなのに、「洗濯やっといてくれる?」「夕飯まだ?」と頼まれると、「私が倒れるまで気づかないの!?」と怒りたくなる気持ち、よくわかります。
家事は“できる人がやる”のではなく、“助け合う”ものだという意識を持ってほしいところです。
4. 共感よりアドバイスをしてくる
「じゃあこうしたら?」「病院で薬もらえばいいじゃん」と、解決策だけを言われるとき。欲しいのはアドバイスじゃなくて、「つらいね」「大丈夫?」という共感のひと言なのに…。
話を聞いてほしいだけのときに“正論”を返されると、余計に孤独を感じてしまいます。
5. 感謝も労りもなく「当たり前」扱いされる
毎日つらさに耐えながらなんとか頑張っているのに、「ありがとう」や「ごめんね」がない。それどころか、こちらの機嫌が悪いと「どうしたの?」とだけ聞かれる。
「もうちょっと私の状態、見てくれてもよくない?」と感じたとき、イライラはピークに達してしまいます。
つわり中の旦那へのイライラ、どう対処する?
イライラするのは当然のこと――それだけあなたが頑張っている証です。
でも、その気持ちを抱え込んだままにしておくと、心も体も疲れてしまいますよね。
ここでは、つわり中の旦那へのイライラと上手に向き合うための考え方や行動のヒントをお伝えします。
「むかつく気持ち」を否定しないことが第一歩
「イライラしちゃうなんて、私がおかしいのかな…」と感じたら、まずその考えを手放して。
あなたの感情には、ちゃんと理由があります。つわりで体がしんどいとき、誰だって心に余裕を持つのは難しいもの。怒りも悲しみも、「そう感じていいんだ」と認めるだけで、心が少し軽くなります。
感情を言葉にして、できる範囲で伝えてみる
「しんどい」「つらい」と感じたときは、それを言葉にして伝えることがとても大切です。「言ったところで伝わらない」と思うかもしれませんが、何も言わなければ相手は気づけません。
おすすめは、感情ではなく事実と願いをセットで伝えること。
- 「今、吐き気がひどくて立ってるだけでつらいの。洗濯を代わってくれると助かるな」
このように“してほしいこと”を具体的に伝えると、男性にも伝わりやすくなります。
無理ならLINEでもOK。ワンクッション置くと気持ちが伝わりやすい
直接言葉で伝えるのが難しいときは、LINEやメモでも大丈夫。文字にすることで自分の気持ちを整理できますし、相手も受け止めやすくなります。
「言うと感情的になってしまいそう…」というときにも有効です。
信頼できる人に話すだけでも心は軽くなる
旦那に直接話せなくても、誰かに「聞いてもらう」だけでスッと心が落ち着くことがあります。友人、親、助産師さん、カウンセラーなど、安心できる人に話す時間を持ってみてください。
感情は、出すことで整理されていきます。あなたが抱えているその想い、ひとりで抱えなくても大丈夫です。
夫婦関係が悪化する前に…つわり中の乗り越え方
つわり中のイライラやすれ違いが続くと、「このままじゃ夫婦関係が壊れてしまうかも…」という不安を抱く方も少なくありません。でも、妊娠中はふたりにとって大きな変化の時期。ちょっとした衝突や感情の波は、ある意味で“自然なこと”でもあります。
ここでは、つわりという大きな壁をふたりで乗り越えていくための考え方とヒントをお届けします。
つわりを「ふたりの課題」として共有する
つわりはあなたの体に起きていることですが、決して「あなたひとりの問題」ではありません。
「今は、ふたりで乗り越える時期なんだよ」と伝えることで、旦那さんも意識が変わりやすくなります。
- 「私の体で起きてることだけど、夫婦の課題だと思ってほしい」
そんな言葉が、ふたりの“温度差”を埋めるきっかけになるかもしれません。
「あなたが悪い」ではなく「私はこう感じてる」と伝える
つい感情が高ぶって、「なんでわかってくれないの!?」とぶつけたくなることもあると思います。でも相手を責める形になると、防御反応で聞く耳を持たなくなってしまうことも。
そんなときは、“主語を自分にして伝える”ことで、旦那さんの心にすっと届きやすくなります。
- 「あのとき○○って言われて、私は悲しくなっちゃった」
一時的な距離をとるのも選択肢のひとつ
限界まで我慢して爆発するくらいなら、少し距離をとる勇気も大切です。
- 実家に帰る
- 別室で過ごす
- LINEだけでやり取りする
物理的にも心理的にも“ワンクッション”を置くことで、感情の整理がしやすくなります。
「一緒にいる=我慢しなきゃいけない」ではありません。自分を守る行動も、立派な夫婦のための選択です。
先輩ママの声や体験談を参考にしてみる
つわり中のイライラは一時的なものとはいえ、出口が見えないとつらくなりますよね。そんなときは、少し先を歩いた先輩ママたちの体験談やアドバイスが、道しるべになることもあります。
「自分だけじゃなかった」と感じることで、気持ちがふっと軽くなる瞬間がきっとあります。
まとめ|「むかつく旦那」とどう向き合えばいい?
つわり中に旦那さんへイライラしてしまうのは、とても自然なことです。体も心も不安定な時期に、無神経な一言や思いやりのない態度が積み重なれば、誰だって「もう無理…」と感じてしまいますよね。
でも、その感情を抱いたあなたは決して“悪くない”し、“弱くない”。むしろ、頑張っている証であり、「本当はもっと分かり合いたい」という気持ちの裏返しです。
大切なのは、自分の感情を否定せず、少しずつ言葉にしていくこと。そして、つらさを理解しようとするパートナーと向き合いながら、「ふたりで乗り越える妊娠期」にしていくことです。
もしどうしても苦しくなったら、無理をせず、頼れる場所に手を伸ばしてください。あなたの気持ちに寄り添える人や場所は、きっとあります。
たま夫婦のお悩み相談室も、あなたの味方でありたいと思っています。