心と体の健康

怒られるとパニックになるあなたへ。心を守るためのセルフケアと安心できる考え方【チェックリスト付き】

この記事の要約

結論
怒られるとパニックになってしまうのは、心や体の“クセ”やこれまでの経験が影響していることが多いです。
「頭が真っ白になる」「涙が出そうになる」「その場から逃げたくなる」――そんな反応はあなただけではありません。
理由があるからこそ起こる反応なので、決して弱いわけではないのです。
まずは自分の心の状態を知り、やさしく受け止めてあげることが、ラクになるための第一歩です。

対策
①深呼吸や「大丈夫」と自分に声をかける
②パニックになる場面を紙に書き出してみる
③誰かに自分の気持ちを話す・相談する
④ひとりの時間をつくって心を落ち着ける

  • 「ちょっといい?」
  • 「話があるんだけど」

そんなふうに声をかけられると、なぜかドキッとしてしまう。

夫や上司、親しい人から注意されたとき、胸がざわざわして頭が真っ白になったり、涙が出そうになったり。言い返したいことがあっても、言葉が出てこなくて、ただ固まってしまう。

そんな経験、ありませんか?

私自身も、これまでたくさんの方から「怒られるのが本当に苦手で、すぐパニックになってしまう」というご相談を受けてきました。

大人になっても責められることに慣れることはなく、つらい気持ちを誰にも言えずに抱え込んでしまう方はとても多いです。

この記事では、「怒られるとパニックになる」理由や背景をやさしく解説しながら、心を守るためのセルフケアや考え方のヒントをお伝えします。あなたが少しでも安心できるきっかけになれば嬉しいです。

代表カウンセラー たま
代表カウンセラー たま

夫婦関係・パートナーシップ専門カウンセラーとして、これまで1,000名以上の方の悩みやご相談を受けてきました。多くの体験や現場の声に触れてきたからこそ、誰かの心の痛みにも、やさしく寄り添いたいと思っています。

私の記事を通じて、「悩んでいるのはあなただけじゃない」「そのままのあなたで大丈夫」と感じてもらえたら嬉しいです。どうか自分を責めず、少しでも心が軽くなりますように――そんな思いでお伝えしています。

   

調整用テキスト

私って本当に怒られるのが苦手なのかな?

まずは、今の自分の状態をチェックしてみましょう

迷ったら直感で選び、1分以内で終わらせるのがコツです。

怒られるとパニックになる主な理由7つ

「どうして私は怒られるとこんなにパニックになるんだろう?」

そう感じるのは、決してあなたの心が弱いからではありません。これまでにたくさんの方からご相談を受けてきましたが、背景には“心のクセ”や過去の経験、性格の傾向など、さまざまな理由が隠れています。

ここでは、怒られるとパニックになりやすい主な理由を7つご紹介します。「もしかして私も…」と当てはまるものがあれば、まずはやさしく気づいてあげてください。

理由1|過去の体験やトラウマが影響している

子どもの頃や過去に強く怒られた経験が、心に深く残っている場合、大人になってからも似たような場面で急にパニック反応が出てしまうことがあります。

親や先生、職場で理不尽に叱られた記憶――。

そのとき感じた「怖い」「つらい」「自分はダメだ」という気持ちが、無意識に今もあなたを守ろうとして働いているのです。

つらい思い出はすぐには消せませんが、「昔の私ががんばってきた証拠なんだ」と思えるだけでも、今の自分を責める気持ちは少しずつほどけていきます。

代表カウンセラー たま
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あなたがパニックになるのは、心が必死に守ろうとしてくれている証です。「よくここまでがんばってきたね」と、昔の自分にやさしい言葉をかけてあげてください。

理由2|完璧主義や責任感の強さ

「失敗したくない」「ちゃんとしなきゃ」と思う気持ちが強い人ほど、怒られることに対して過剰に反応しやすくなります。

自分の中で高い理想や期待を持っている分、指摘や注意を「自分はダメだ」と感じやすく、思考が一気にパニックへ向かってしまうことがあるのです。

責任感が強い人ほど、たった一度のミスでも自分を責めてしまいがち。でも、完璧でいられる人なんていません。「できない自分」も、あなたの一部としてやさしく認めてあげてください。

代表カウンセラー たま
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理想が高いあなたは、本当にがんばり屋さんです。失敗や指摘があったときこそ、「私はよくやっている」と自分をねぎらう言葉を忘れないでくださいね。

理由3|自己肯定感の低さ

  • 「私はどうせダメだ」
  • 「また失敗してしまった」

自分に自信が持てないと、怒られたときに「やっぱり自分は価値がない」と強く感じてしまい、心がパニックに陥りやすくなります。

小さなミスや注意にも、必要以上に落ち込んでしまうのは、自己肯定感が下がっているサインかもしれません。

他人と比べることなく、今までやってきたことや頑張ってきた自分に目を向けてみてください。あなたの価値は、誰かに認められることで決まるものではありません。

代表カウンセラー たま
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あなたは、今のままでも十分に大切な存在です。「できていること」や「小さな頑張り」を、日々見つけて自分を褒めてあげてくださいね。

理由4|「人の目」を気にしすぎてしまう

  • 「どう思われているんだろう」
  • 「嫌われてしまうかも」

周囲の目を気にしやすい方は、怒られたときのショックが大きくなりやすいです。

とくに、人前で注意されたり、周りに他の人がいる場面では、恥ずかしさや不安が一気に高まってしまい、パニック状態になりがちです。

相手の反応ばかりを気にして、自分の気持ちや安心を後回しにしてしまうことも少なくありません。

大切なのは、「誰にどう見られても、私は私でいい」と心の中で唱えてあげることです。

代表カウンセラー たま
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人の目を気にするあなたは、とても思いやりのある人です。まずは自分の気持ちを最優先に、「大丈夫」と自分をやさしく守ってあげてくださいね。

理由5|突然の指摘や大きな声に驚く

静かに過ごしているときに、急に大きな声で注意されたり、予想外のタイミングで指摘されると、心も体もびっくりして固まってしまうことがあります。

驚きや恐怖が先に立ち、言葉が出てこなくなったり、その場から逃げたくなったり――

これは自然な反応です。とくに、もともと繊細な気質の方や、刺激に敏感な方は強く影響を受けやすい傾向があります。

自分の心がびっくりしているだけ、と理解してあげることで、少しずつ安心を取り戻せます。

代表カウンセラー たま
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大きな声や急な指摘に驚いてしまうのは、心が自分を守ろうと反応しているだけです。「それだけ敏感に生きてきたんだ」と、今のあなたをやさしく受け止めてあげてくださいね。

理由6|ストレスや疲れが溜まっている

日々の忙しさや人間関係、家事や育児の負担が続くと、心も体も知らないうちに疲れていきます。ストレスや疲労が限界に近づくと、普段なら受け流せる言葉や注意にも、強く反応してしまうことがあります。

エネルギーが足りなくなると、ちょっとした刺激で心がパニックになりやすくなるものです。

「最近イライラしやすいな」「すぐ落ち込むな」と感じるときは、無理をせず、意識して休息を取ることが大切です。

代表カウンセラー たま
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がんばり続けてきたあなたの心と体は、休息を必要としています。「ちゃんと休むことも自分を大切にすること」と思って、まずはゆっくり深呼吸してみてくださいね。

理由7|自分を守ろうとする心の反応

怒られるとパニックになってしまうのは、あなたの心が「これ以上傷つかないように」と守ろうとして働いている自然な反応です。

急な出来事や強い刺激にさらされたとき、心と体は「危険から逃げよう」とサインを送ります。それが、涙が出たり、頭が真っ白になったり、体が動かなくなる…といった“パニック”の正体です。

この反応は、決して悪いものではなく、あなた自身を大切にするための防衛本能。心は、いつもあなたの味方なのです。

代表カウンセラー たま
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パニックになるのは、弱さではありません。あなたの心が「こころと体を守るために働いてくれている」と知ってあげるだけで、少しずつ安心できるようになりますよ。

パニックになったときに落ち着くセルフケア7選

  • 「怒られると頭が真っ白になる」
  • 「涙が止まらない」

そんなとき、心と体を少しでも落ち着かせるためのセルフケア方法をまとめました。

今すぐできる簡単なことばかりなので、ぜひ試してみてください。あなたに合う方法がひとつでも見つかれば嬉しいです。

1. ゆっくり深呼吸をする

パニックになったときは、呼吸が浅く速くなりがちです。

意識して「ゆっくり大きく息を吸って、ゆっくり吐く」を繰り返すだけでも、心拍数が下がり、体の緊張がやわらぎます

数回繰り返すうちに、少しずつ頭の中の混乱やドキドキが落ち着いてくるのを感じられるはずです。緊張した場面では、まずは「一度深呼吸」を心がけてみましょう。

2. 安全な場所に移動する

パニックを感じたとき、まずは物理的にその場から少し離れてみるのも大切なセルフケアです。

たとえば、怒られたり強く責められたりした後は、無理にその場で平常心を保とうとせず、「少し席を外してもいいですか?」と伝えてからトイレや別の部屋に移動するのも立派な対処法。

場所を変えるだけで空気や温度、音の刺激も変わり、頭や心に余白ができやすくなります。

誰かに責められたり気まずい空気を感じたりすると、心も体も「その場から逃げたい!」というサインを出します。それは本能的な自己防衛反応です。

自分を責めず、「ここを離れて大丈夫」と心の中で許可を出してあげてください。ほんの数分でも、安心できる空間に身を置くことで呼吸や気持ちが落ち着いてくるはずです。

3. 今ここに集中する(グラウンディング)

パニックの渦中にいるときは、頭の中が過去の失敗や未来への不安でいっぱいになりがちです。そんなときこそ、「今、この瞬間」に意識を戻す“グラウンディング”がおすすめです。

やり方はとても簡単。

たとえば、自分の足の裏が床についている感覚に集中したり、手元にあるもの(ペンやカップなど)をゆっくり触って感触を味わったりします。目に見えるものを3つ、耳で聞こえる音を3つ、肌で感じるものを3つ…と意識してみるのも有効です。

ポイントは、今この場所で自分が安全であること、呼吸ができていることを小さく確認すること。頭の中のぐるぐるをいったん止め、「今、私はここにいる」と思うだけで、不思議と心が落ち着いてきます。繰り返すうちに、少しずつ自分の感覚が取り戻せるようになります。

4. 自分をやさしくハグする

強い不安やパニックに襲われたとき、誰かに抱きしめてもらいたいと感じることはありませんか?

実は、自分で自分をやさしくハグすることでも、心は驚くほど安心できます。両腕で自分の体を包むようにぎゅっと抱きしめたり、両手で自分の肩や腕をなでてみるだけでも効果があります。

この行動には、「私はここにいる」「私は大丈夫」無意識に心へ安心感を届ける働きがあります。

言葉に出して「よしよし」「がんばってるね」と自分に声をかけてもOKです。

自分を責めたり否定したりせず、ただ優しく包んであげるだけで、気持ちが少しずつほぐれていくはずです。誰かの手を借りなくても、自分自身で心をなぐさめてあげられる――その力を、ぜひ信じてみてください。

5. 「大丈夫」と声に出す

パニックになっているとき、頭の中が不安や否定的な言葉でいっぱいになりがちです。

そんなときこそ、シンプルに「大丈夫」「大丈夫だよ」と声に出してみてください。たとえ小さな声でも、自分の耳でその言葉を聞くことで、体も心もほんの少しずつ落ち着いていくのを感じられるはずです。

自分自身に向けて「大丈夫」と言うことは、自己暗示でもあり、混乱した脳や心に安心を伝える大切な行動です。

もし声を出しづらい状況なら、心の中で何度も唱えるだけでも効果があります「私はここにいる」「私は大丈夫」と自分に何度も伝えてあげることで、やがて心の奥にそのメッセージが届き、徐々に安心感や自信が戻ってくるきっかけになります。

6. 誰かに話す・相談する

パニックを感じたとき、「誰にも言えない」「迷惑をかけたくない」と一人で抱え込んでしまいがちですが、実は誰かに気持ちを話すことは、とても大切なセルフケアです。

信頼できる家族や友人、またはカウンセラーや専門家など、どんな相手でも構いません。「実は今、ちょっと苦しいんだ」「こういうとき、どうしていいかわからない」と伝えるだけでも、心の中の重荷がふっと軽くなることがあります。

話すことで、自分がどんなことで困っているのかが整理され、「わかるよ」と共感してもらえるだけでも安心感が生まれます。自分の弱さを見せるのは勇気がいりますが、それは甘えや迷惑ではなく、心を守るための大切な行動です。

もしすぐに誰かに相談できなくても、「話せるかも」と思ったときが始めどきです。

7. あとで振り返りノートを書く

パニックになったとき、その場では感情が強く揺れて「何が起きているのか分からなかった」と感じることが多いものです。

少し落ち着いたタイミングで、「今日は何があった?」「どう感じた?」と短くてもいいのでノートに書き出してみましょう。紙に書くことで、気持ちや出来事が頭の中で整理され、心の中のモヤモヤが少しずつ言葉になっていきます。

「怒られた」「びっくりした」「悲しかった」など、その時の正直な気持ちを書いてOK。できれば最後に「今日もよくがんばったね」と自分に一言ねぎらいを書き添えてみてください。

記録を続けるうちに、自分の反応のパターンや心の変化に気づくことができ、セルフケアのコツも見つけやすくなります。無理なく、あなたのペースで取り組んでみてくださいね。

怒られることが怖いまま放置するとどうなる?

  • 「怒られるのが怖い」
  • 「またパニックになったらどうしよう」

その気持ちを我慢し続けていると、心の中で不安が大きくなり、日常生活や人間関係にも影響が出てくることがあります。

ここでは、怒られることへの怖さを放置したときに起こりやすいリスクを4つご紹介します。気づいたときが、自分を守るための大切なサインです。

1. 自分を責めすぎるようになる

怒られるたびに「私が悪い」「全部私のせい」と自分を責め続けていると、本来の自分らしさや自信がどんどん失われてしまいます。

小さなミスでも過剰に反省したり、自分に厳しくしすぎてしまうことで、心がどんどん疲れていき、「もう何もしたくない」と感じることも。

自分を責めるクセがつくと、物事を前向きに考えにくくなり、心の健康にも大きな影響を及ぼします。そんなときは、「私は十分がんばっている」と、少しずつでも自分に優しい声をかけてあげましょう。

2. 夫婦・職場のコミュニケーションが減る

怒られることが怖くてパニックになりそうな場面を避けるようになると、夫婦間や職場の会話が減り、すれ違いが生まれやすくなります

「何を言ってもまた怒られるのでは」と思うと、自分の本音や考えを伝えられなくなってしまい、だんだん心の距離が広がっていくことも。特に身近な存在ほど、言葉にできないもやもやが積み重なり、関係性に影響を及ぼすことがあります。

本当は分かり合いたいのに、怖さが邪魔をしてしまう――。そんな自分を責める必要はありません。少しずつでいいので、「今日は一言だけ伝えてみる」など、小さなステップからコミュニケーションを始めてみてください。

3. 気持ちがどんどん閉じてしまう

怒られるのが怖いという気持ちを抱えたままにしておくと、「どうせ私なんて」「また責められるくらいなら何も言わない方がいい」と、自分の気持ちや意見を表現することがますます難しくなってしまいます。

心を守ろうとするあまり、人との距離を置いたり、新しいことにチャレンジする意欲がなくなったりすることも。

最初は自分を守るためだった“遠ざかる”行動が、やがて孤独感や閉塞感につながってしまうことも少なくありません。

気持ちが閉じそうだな、と感じたときは、まず「本当はどうしたい?」と心に問いかけてみてください。小さな気持ちでも大切にすることが、心の扉を開くきっかけになります。

4. 生きづらさを感じやすくなる

怒られることが怖いまま放置していると、日常のささいなやりとりや人間関係の中で「どうせ自分は認められない」「また責められるかもしれない」と考えてしまい、どんどん生きづらさを感じやすくなります。

気を使いすぎたり、本音を隠したり、常に周囲の顔色をうかがってしまうようになると、心も体も疲れ切ってしまうものです。そんな状態が続くと、楽しみや喜びを感じる余裕も失われがちです。

「なんでこんなにしんどいんだろう…」と感じたときは、自分を責めるのではなく、「今の自分、よくがんばっている」とそっと労ってあげてください。小さな休息や安心できる時間を積み重ねることが、回復への第一歩です。

怒られることに強くなるための心の考え方

怒られることが怖いのは、とても自然な心の反応です。でも、「私はもう変われない」とあきらめる必要はありません。少しずつ“考え方”をやわらかくしていくことで、パニックや怖さをゆるめていくことは、誰にでもできます。

ここでは、怒られる場面であなたの心がラクになる考え方を4つご紹介します。「これならできそう」と思うものから、気軽に取り入れてみてください。

1. 「私が全部悪いわけじゃない」

怒られたとき、「私が全部悪かったんだ」と思い込んでしまいがちですが、本当はすべての責任があなた一人にあるわけではありません。

  • 状況
  • タイミング相
  • 手のコンディション
  • 環境

さまざまな要素が重なって出来事が起こっています。

自分だけを責める必要はない――

この視点を持つだけで、少しずつ心の負担がやわらぎます。「悪いところもあったけれど、それだけじゃない」と自分を許してあげてください。

2. 「完璧じゃなくていい」

誰だってミスをするし、失敗もします。「絶対に間違えたくない」「きちんとしなきゃ」と思うほど、怒られたときのショックが大きくなりますが、そもそも完璧な人なんて存在しません。

できない日があっても、うまくいかないときがあっても、それが“ふつう”です。

完璧を目指して心をすり減らすよりも、「今日はこれだけできた」と自分の努力やできたことに目を向けてみてください。「失敗しても、私は大丈夫」と自分に言い聞かせることで、少しずつ心が軽くなります。肩の力を抜いて、完璧じゃなくていい自分を認めてあげましょう。

3. 「苦手でも工夫できる」

  • 「怒られることが苦手」
  • 「どうしてもパニックになってしまう」

そう感じる自分を、責めたりあきらめたりしなくて大丈夫です。

苦手なことがあっても、「どうしたら少しラクになるかな?」と工夫してみることはできます。

  • 「苦手な場面の前に深呼吸をしてみる」
  • 「伝えたいことは事前にメモしておく」
  • 「無理せず距離を置く」

小さな工夫を重ねていくことで、自分らしくその場を乗り越えやすくなります。

苦手をなくすのではなく、「できる工夫をする」ことを意識してみてください。自分に合う対策を見つけることで、自信や安心感も少しずつ増えていきます。

4. 「心は何度でも元気になれる」

どんなにつらい気持ちやパニックが続いても、心には必ず回復する力があります。落ち込んだり、泣いたり、しんどい日があっても、そのたびに少しずつ元気を取り戻すことができるのが、人の心の不思議な力です。

「もう無理かも」「一生このままかも」と思う日も、実は知らないうちに心が少しずつ癒えていることも多いのです。今日できなかったことが、明日にはできるようになることもあります。

焦らず、自分のペースで、心が元気になる瞬間を信じて待ってあげてください。きっと、また前向きな気持ちが戻ってきます。

まとめ|怒られるとパニックになる自分を受け入れて

怒られるとパニックになる――

それは決して恥ずかしいことでも、ダメなことでもありません。

むしろ、あなたの心がこれまでたくさんがんばってきた証です。「怖い」「しんどい」と感じる自分を否定せず、そのまま受け止めてあげることで、少しずつ気持ちはやわらいでいきます。

今回ご紹介した理由やセルフケア、考え方のヒントの中から、「これならやれそう」と思えるものをひとつでも試してもらえたらうれしいです。あなたの心は、きっと何度でも元気になれる力を持っています。自分を責めず、やさしい言葉をかけてあげる時間を大切にしてくださいね。

つらさに気づけたあなたへ

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

「怒られるとパニックになる」――そのつらさに気づけたこと自体が、心を大切にし始めた第一歩です。あなたは決してひとりじゃありません。

もし、今も苦しい思いを抱えていたり、誰にも言えずに悩んでいるなら、ぜひ一度、たま夫婦のお悩み相談室に来てみてください。

あなたの気持ちを、ことばにならなくても受け止める場所があります。

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