私が先ほど、「代替案を楽しみにしているね、と軽やかに伝えてみて」とアドバイスさせていただいたのは、心の仕組みとして、期待が外れて悲しい時ほど、私たちは相手の愛情を「極端な解釈」で測ろうとしてしまうからなんです。
今回のように「約束がキャンセルされた」という事実に対して、「私の優先順位が低いんだ」「ただの都合のいい女なんだ」と結びつけてしまうのは、心理学でいう「認知の歪み」が起きている状態です。ご主人は決してあなたを軽んじているわけではなく、目の前の大きな責任(プロジェクト)に意識が集中してしまっているだけ、ということが夫婦間ではよく起こります。
「初めての記念日」という特別な期待があったからこそ、裏切られたような絶望感を感じてしまうのは無理もありません。あなたのその深い悲しみは、ご主人をそれだけ大切に想っている愛情の裏返しでもあります。だからこそ、どうかご自身を「都合のいい女」だなんて低く扱わないでくださいね。
この記事を読んでくださっている方の中にも、パートナーとすれ違って「私のことなんてどうでもいいんだ」と悲観的になってしまう方がいらっしゃるかもしれません。そんな時は、「どうしてわかってくれないの」と悲しみをぶつけるのではなく、「私はこうしてほしかったな」「次はこうしてくれると嬉しいな」と、具体的なリクエストとして伝える練習をしてみませんか。
夫婦の絆は、最初から完璧なものではありません。予定の変更や失敗があっても、その都度「じゃあどうする?」と二人で新しい答えを見つけていくことで、少しずつ確かな形になっていくのです。まずはご自身の悲しかった気持ちを優しくハグして、次の楽しい計画に目を向けてみてくださいね。