61歳の女性です。夫と2人きりの食卓、会話がありません。子供たちが独立して、夫と2人になりました。
夫はテレビを見ながら黙って食べています。私はただ食器の音を聞いて食べています。目も合いません。これが私たちの夫婦の形になってしまいました。
昔はもっと笑っていたはずなのに、この静かな時間は平穏なのでしょうか。それとも、ただの虚(うつろ)なのでしょうか。この沈黙が怖いです。
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61歳の女性です。夫と2人きりの食卓、会話がありません。子供たちが独立して、夫と2人になりました。
夫はテレビを見ながら黙って食べています。私はただ食器の音を聞いて食べています。目も合いません。これが私たちの夫婦の形になってしまいました。
昔はもっと笑っていたはずなのに、この静かな時間は平穏なのでしょうか。それとも、ただの虚(うつろ)なのでしょうか。この沈黙が怖いです。
お子様が独立されて、悠々自適に人生を楽しむ時を迎えられたのに、ご主人様との時間が楽しくないというのは、ちょっと悲しくてお辛いところですね。
ご相談者様が「怖い」と感じていらっしゃるように、実はご主人様の方も「どうして良いか分からない」と思っていらっしゃるのかもしれませんよ。
いただいた文章からだけでは少し分からないのですが、ご相談者様の方からご主人様に対して、お話しかけなどはされているのでしょうか。
「楽しい時間」というのは、残念ながら勝手にやってきたり、相手が何とかしてくれるというものではないのですね。自分から楽しい時間を作る努力をすることが、とても大切なんです。
ご相談者様の方からご主人様に話しかけてみても、すぐにはお話が弾まないかもしれません。ですが、めげずに毎日少しずつ、お2人の時間を楽しくする努力というものを、まずはされてみてはいかがでしょうか。どうぞ、仲良くなさってくださいませね。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど、「ご主人様もどうして良いか分からないのかもしれない」「自分から楽しい時間を作る努力が大切」とお伝えしたのは、心の仕組みとして、長年「親」という役割に集中してきたご夫婦が、急に二人きりに戻った時、お互いの距離感や接し方が分からなくなってしまうことがよくあるからなんです。
これを心理学の用語で「空の巣症候群」に似た状態と呼ぶこともあります。ご主人が黙ってテレビを見ているのは、あなたを拒絶したいわけではなく、単に「会話のきっかけ」を見失って戸惑っているだけかもしれません。
「この沈黙が怖い」と虚しさを感じるのは、あなたがご主人との温かい繋がりを心から求めている証拠です。決して、ご自身やご夫婦の形が壊れてしまったと責める必要はないのですよ。
この記事を読んでくださっている方の中にも、子育てが一段落してパートナーとの会話が減り、寂しさや焦りを抱えている方がいらっしゃるかもしれません。そんな時は、「相手が何かしてくれるのを待つ」のではなく、ご自身の心を温かく保つために「自分から小さな種まきをする」という視点を持ってみてください。
「今日のご飯、美味しくできたよ」「そのテレビ、面白い?」など、ほんの些細な一言で構いません。すぐには大きな反応がなくても、あなたのその優しい声かけは、必ずお二人の間にある見えない壁を少しずつ溶かしていきますよ。
焦らなくて大丈夫です。これからは親としてではなく、「一人の男女」として、ゆっくりと新しい夫婦の形を築き直していく素敵な時間になさってくださいね。