46歳の女性です。人口の少ないこの田舎町で生まれ育ちました。幼馴染みの夫とは恋愛結婚ではありません。「周りのお似合いよ」という言葉に押されただけですが、ここではそれが普通です。
結婚して20年、夫との会話はほとんどありません。彼はテレビを見て、私はスマホを見る。子供もいません。
この色のない、音のない静かな部屋、この景色が私の人生の全てなのでしょうか。もうここから抜け出すことはできないのでしょうか。
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46歳の女性です。人口の少ないこの田舎町で生まれ育ちました。幼馴染みの夫とは恋愛結婚ではありません。「周りのお似合いよ」という言葉に押されただけですが、ここではそれが普通です。
結婚して20年、夫との会話はほとんどありません。彼はテレビを見て、私はスマホを見る。子供もいません。
この色のない、音のない静かな部屋、この景色が私の人生の全てなのでしょうか。もうここから抜け出すことはできないのでしょうか。
「この景色が私の人生の全てなのか」と書いていらっしゃいますね。今のあなたにとっては、それがこれまでの人生の景色だったのですよね。
いただいたお悩みから拝見すると、これまでは「周りに言われるがままにここまで来た」と感じていらっしゃるのかもしれません。言い方を変えれば、「他人の言葉に乗る」ということを、ご相談者様ご自身が「選んで」こられたということなのです。
今までご自分で選ばれてきた人生ですから、これから先の未来も、もちろんご自身で選ぶことができますよ。
今のままのご夫婦で幸せに暮らす方法を一生懸命に考えるのも、一つの立派な選択です。もしくは、全く別の道を行くという選択もあります。いずれにしても大切なのは、自分自身で考えて選ぶということです。
どちらを選んでも決して間違いではありませんし、必ず幸せになれます。どうかご自身のために、しっかりと考えて選んでみてくださいませ。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「他人の言葉に乗ることを自分で選んできた」「だからこれからも自分で選べる」とお伝えしたのは、心理学的に言うと「自己決定感(自分で自分の人生をコントロールしている感覚)」を取り戻していただきたかったからなんです。
「周りに流されただけ」と思っていると、自分は被害者のように感じてしまい、無力感に襲われて今の状況から抜け出す力が湧いてきません。でも、「あの時は周りの意見を取り入れることを『自分が』選んだんだ」と気づくことができれば、「じゃあ、これからの未来は違うものを選ぼう」と、人生のハンドルを再び自分で握り直すことができるのです。
「色のない、音のない静かな部屋」と表現されたその景色は、心が「本当はもっと自分らしい人生を生きたい」とサインを送っている証拠です。20年間、波風を立てずにその場を守り続けてきたご自身の忍耐力は、本当に素晴らしいものですよ。
この記事を読んでくださっている方の中にも、「敷かれたレールを歩いてきたけれど、このままでいいのだろうか」「自分の人生を生きていない気がする」と虚無感を抱えている方がいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、「私は今まで、誰の期待に応えようとしてきたのだろう?」と、少し立ち止まってご自身の心に問いかけてみてください。そして今日からは、ほんの小さなこと――例えば、今日食べるものや休日の過ごし方ひとつからでも、「誰かのため」ではなく「私がどうしたいか」で選ぶ練習をしてみませんか。
あなたの人生は、いつからでもご自身の手で鮮やかに色付けしていくことができます。ご自身の「本当はどうしたい?」という小さな心の声に、どうか優しく耳を傾けてあげてくださいね。