60代独身です。この間の同窓会ですごいことが起きました。初恋の彼女に会ったのですが、なんと彼女も独身だったのです。お互いがこの年まで1人だったのは、この再会のためだったんだと確信しました。
頭の中ではもう、彼女と穏やかに暮らす老後のビジョンが完成しています。向こうも絶対、僕からの誘いを待っているはずです。目が合った時の空気でなんとなく分かりますから。でも不思議とドキドキしません。これってもう、若気の至りを超えた深い縁で繋がっている証拠でしょうか。
近いうちに食事に誘ってみようと思うのですが、最初から温泉旅行はやりすぎでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「お互いのすり合わせが必要」「一方的になりすぎないように」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、人は強く願っていることや運命を感じたときほど、「相手も自分と同じ気持ちに違いない」と無意識に思い込んでしまう傾向があるからなんです。
「目が合った時の空気で分かる」「ドキドキしないのは深い縁の証拠」というお気持ちは、再会の喜びに心が舞い上がっているからこその、とてもピュアで素直な反応です。しかし、心理学的な視点で見ると、これはご自身の強い願望を相手の気持ちに重ね合わせてしまう「投影」という状態でもあります。
60代という年齢は、お互いにこれまでの人生で培ってきた独自の価値観や生活リズム、自分なりの「老後のビジョン」がしっかりと出来上がっている時期です。だからこそ、いきなり温泉旅行といった距離の詰め方をしてしまうと、お相手のテリトリーに急に踏み込むことになり、驚かせてしまうかもしれません。
この記事を読んでくださっている皆さんも、もし素敵な出会いがあって「この人だ!」と運命を感じた時こそ、一度ゆっくり深呼吸をしてみてくださいね。相手の歴史や今の生活ペースを尊重し、まずは「お茶や食事」といった負担のない距離感から、少しずつ言葉を交わして心のすり合わせをしていくことが、大人の関係を長続きさせる秘訣ですよ。
心が少し前のめりになりすぎた時は、いつでもここへクールダウンしに来てくださいね。素敵なご縁が、ゆっくりと温かいものに育っていくよう応援しています。