40代の女性です。元夫と復縁前提で事実婚を始めましたが、その直後に、職場の同僚との不倫が発覚しました。
「もう二度と裏切らない」と誓約書まで交わしたにも関わらず、私や娘が入院している一番辛い時期にまで、不倫は繰り返されていたんです。
その事実を問い詰めると激しい暴力を振るわれ、私は顔や両手を骨折して警察沙汰になりました。
現在は別居し、探偵を雇って不貞の証拠を掴みました。相手の女性には慰謝料を請求し、彼にも暴力と不貞の調停を起こしています。
それなのに彼は不倫相手を庇い、「慰謝料を請求するならやり直さない」と開き直っているんです。
これほどの裏切りと暴力を受けても、私はまだ彼が好きで、別れたくないという気持ちを手放せずにいます。
今後、どう自分の心を保てば良いのでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「どんな執着があるのか見直してみてください」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、共依存からの一歩目になる大切なお話だからなんです。
これほどの裏切りと暴力を受けても「別れられない」と感じるとき、その心の中ではしばしば、「相手」への愛情よりも、「相手と一緒にいる自分の物語」への執着が強く動いていることがあります。
「私が選んだ人だから」「ここまで尽くしてきたから」「ここで別れたら、これまでの時間が無駄になってしまう」――そんな気持ちが、本当の意味で自分を縛っていることがあるんですね。
そしてもうひとつ、暴力や裏切りの中で生きてきた方は、「優しさ」と「痛み」がセットになってしまっていることが多いんです。
ひどい目に遭ったあとに、ふと相手が見せる優しさ。それが普段以上に深く心に染みて、「やっぱりこの人しかいない」と感じてしまう。これは性格や愛情の深さの問題ではなくて、長く繰り返された関係の中で、心と体が条件づけされてしまった状態なんですよ。
ですから、ご自分を「未練がましい」「弱い」と責めないでくださいね。
そのうえで、いま大事にしていただきたいのは、「自分の体」と「自分の安全」です。
骨折するほどの暴力を受けた相手の隣に戻ることが、ご自分にとって本当の幸せにつながるのか。法的な手続きを進めていらっしゃる今こそ、その問いと、静かに向き合っていただきたいんです。
「別れる/別れない」を急いで決める必要はありません。
でも、ご自分の心と体が安全な場所にいられることを、何よりも優先してください。あなたの命と尊厳は、誰よりもあなた自身が守って良いものなんですよ。