41歳の女性です。先日、10年ぶりに学生時代の親友と再会しました。ずっと楽しみにしていました。
しかし彼女の話は、最初から最後まで子供の自慢と旦那さんの愚痴だけでした。「うちの子は中学受験で〇〇中学に受かったんだ」「うちの旦那は本当に気が効かない」など、延々と続くそのループでした。
私の仕事の話や最近はまっているドラマの話を、彼女は全く聞いてくれませんでした。私たちは昔はもっと夢の話をしていたのですが、帰り道泣きそうになりました。あの頃の彼女はもういない、こうやって少しずつ友達が減っていくのでしょうかね。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど、「大人になれば友達は全てを共有する相手ではなくなる」「無理に付き合わなくていい」とお伝えしたのは、心の仕組みとして、私たちはライフステージ(結婚、出産、キャリアなど)の変化によって、見える世界や関心事がどうしても変わってしまう生き物だからなんです。
学生時代は同じ教室で同じ時間を共有していたからこそ、夢や悩みをぴったりと分かち合えましたよね。しかし、10年という歳月の中で、彼女は「家庭や子育て」という環境で必死に戦うようになり、いつしかそこが彼女の全てになってしまったのでしょう。ご自身の話を聞いてもらえなかったのは悲しかったと思いますが、それはあなたが軽んじられているわけではなく、今の彼女には他人の話を受け入れるだけの「心の余裕(キャパシティ)」がなかっただけなのです。
「あの頃の彼女はもういない」と帰り道に泣きそうになったそのお気持ちは、かつての美しかった友情に対する「喪失感」です。寂しさを感じるのは、それだけあなたが彼女との思い出を大切にされてきた証拠ですよ。
この記事を読んでくださっている方の中にも、年齢を重ねるにつれて「昔からの友達と話が合わなくなった」「自分だけが取り残されている気がする」と人間関係に孤独を感じている方がいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、「友達が減っていく」と悲観するのではなく、「お互いに自分の道を一生懸命歩いている証拠だな」と捉えてみてください。無理に昔の形に執着しなくても大丈夫です。「今は少し距離を置く時期」と割り切って、今のあなたと価値観が合う人たちとの心地よい時間を大切になさってくださいね。人間関係はグラデーションのように変化していいものなのですよ。