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舌の縁が赤いのはストレスのサイン?「気滞」の舌の特徴をセルフチェック!巡りを整える食事と運動

  • 「なんだか最近、イライラが止まらない…」
  • 「喉に何かが詰まっているような感じがする」
  • 「お腹が張って苦しい」

そんな不調を感じて、ふと鏡で自分の舌を見たとき、「あれ? いつもより舌の縁が赤いかも?」と気になったことはありませんか?

実はその「舌の赤み」、東洋医学ではストレスによって気の巡りが悪くなっているサイン、つまり「気滞(きたい)」の可能性が高いんです。

病院の検査では「異常なし」と言われても、ご本人はとても辛いですよね。東洋医学において舌は「内臓の鏡」。舌を観察することで、今のあなたの心と体の状態が手に取るようにわかります。

今日は、ストレス社会を生きる女性にとても多い「気滞」について、舌にあらわれる特徴(サイン)と、今日からできる解消法をたっぷりお伝えします。ぜひ鏡を用意して、一緒にセルフチェックしていきましょう!

監修者
たま先生(中森万美子)の写真

中森万美子鍼灸院 院長

たま先生(中森万美子)

鍼灸師・心理カウンセラー。「心身一如」を掲げ、東洋医学(体)と心理学(心)の両面から、40代以降の更年期・自律神経の悩みに寄り添う。
FM845パーソナリティや歌手としても活動し、その声と人柄はSNS総フォロワー4万人超に支持されている。著書『40歳からの幸せの法則』。

目次

ストレスで気が詰まる「気滞(きたい)」とは?東洋医学で見る不調の原因

まずは、この聞き慣れない「気滞(きたい)」という言葉について、少しだけお話しさせてくださいね。

なぜ気が滞るの?現代女性に多い「気滞」のメカニズム

東洋医学では、私たちの体を構成する要素として「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき ※水のこと)」の3つがバランスよく巡っている状態を健康と考えます。

このうち「気」は、目には見えませんが、体を動かすエネルギーそのもの。元気の「気」、やる気の「気」です。

「気滞」とは、文字通りこの「気」が「滞(とどこお)っている」状態のこと。

人間関係のストレス、激務、言いたいことを我慢する、不規則な生活などが続くと、スムーズに流れるはずの気の流れがギュッと詰まってしまいます。ホースを踏んづけて水が止まってしまった状態をイメージしてみてください。

流れが止まると、そこには圧力がかかりますよね? 体の中で気がパンパンに膨れ上がり、張りや痛み、イライラといった症状を引き起こすのです。

気滞が悪化するとどうなる?五臓の「肝」との深い関係

気の巡りをコントロールしているのは、五臓(ごぞう)のうちの「肝(かん)」という場所です。西洋医学の肝臓の働きも含みますが、東洋医学では「情緒の安定」や「気の巡りの調整(疎泄・そせつ)」もこの「肝」が担っていると考えます。

ストレスを受けると、真っ先にダメージを受けるのがこの「肝」です。

肝が疲れてうまく働けなくなると、気を全身に巡らせる機能が低下し、気滞の状態(肝気鬱結・かんきうっけつ)が慢性化してしまいます。

特に40代~60代の女性は、仕事や家庭での責任が重くなる時期でもあり、更年期によるホルモンバランスの変化も重なって、この「肝」の負担が非常に大きくなりがちなんです。

鏡でセルフチェック!「気滞」タイプに見られる舌の特徴とサイン

では、実際に鏡を見てみましょう。あなたの舌はどんな顔をしていますか?

「気滞」の方によく見られる特徴をまとめました。

【舌の色】舌の縁(側面)や先端が赤くなっていませんか?

一番わかりやすいサインがこれです。

舌全体の色はピンク色(淡紅色)が理想ですが、気滞の方は舌の両縁(側面)や舌先が赤くなっていることがよくあります。

東洋医学で舌の縁(舌辺)は「肝・胆」の状態を反映する場所とされています。ここが赤いのは、肝に熱がこもっている(=ストレスで肝がオーバーヒートしている)証拠です。

【舌の形】舌に力が入る・こわばる時の心理状態

「舌を出してみてください」と言われたとき、すっと力を抜いて出せますか?

気滞タイプの方は、常に無意識の緊張状態にあるため、舌を出すときにも力が入ってしまいがちです。

  • 舌がキュッと細く硬くなっている
  • 舌を平らに広げられない

これらは、体が芯からリラックスできていないサインかもしれません。

【舌苔】苔が乾燥している・薄黄色になるのは熱がこもっている証拠

舌の表面についている苔(舌苔・ぜったい)にも注目です。

気が滞って体の中に熱がこもると、体内の水分(津液)が蒸発しやすくなります。そのため、苔が乾燥していたり、少し黄色っぽくなっていたりすることがあります。これは、ストレスなどによる熱(鬱熱・うつねつ)が原因のことが多いです。

【要注意】舌の裏の血管が黒く怒張しているなら「気滞血瘀」の可能性も

舌をくるっと上に巻いて、裏側を見てみましょう。

舌の裏にある2本の静脈(舌下静脈)が、太くボコボコと浮き出ていたり、色が紫や黒っぽくなっていたりしませんか?

これは「瘀血(おけつ)」といって、血の流れがドロドロに滞っているサインです。

気滞が長く続くと、気の力で血を押し流せなくなり、血流まで悪くなってしまう「気滞血瘀(きたいけつお)」という状態に進んでしまうことがあります。こうなると、肩こりや頭痛、肌のくすみなどもひどくなりやすいので、早めのケアが必要です。

舌だけじゃない?「気滞」の人に多い自覚症状もチェック

舌の状態はいかがでしたか? 舌の特徴に加えて、普段感じている不調も照らし合わせてみましょう。以下の症状に心当たりはありませんか?

喉の違和感(梅核気)・お腹の張り・ガス溜まり

  • 梅核気(ばいかくき):喉に梅干しの種が詰まったような、飲み込んでも吐き出しても取れない異物感。これは気滞の代表的な症状です。
  • 張り:お腹や脇腹がパンパンに張る(脹痛)。ガスが溜まりやすい。ゲップやおならが出ると少し楽になる(詰まっていた気が抜けるため)。

PMS(月経前症候群)・乳房の張り・生理周期の乱れ

「肝」は血液の貯蔵庫(蔵血作用)でもあり、女性の生理周期と深く関わっています。気が滞ると、生理前に胸や脇腹が張って痛かったり、生理痛がひどくなったり、周期が乱れやすくなります。

イライラ・情緒不安定・ため息が増える

些細なことでカーッとなったり、急に落ち込んだり。感情のコントロールが難しくなるのも気滞の特徴です。

そして、無意識に「はぁ~っ」と大きなため息をついていませんか? 実はため息は、体の中に溜まった余分な気を外に出そうとする、体の自然な防衛反応なんです。

舌をきれいなピンク色に!「気滞」を解消して巡らせる毎日の食事・養生

「私のことだ!」と思った方も、大丈夫。気滞は病気の一歩手前の「未病」の状態とも言えます。生活習慣を少し変えるだけで、巡りはちゃんと良くなります。

【食事】香りのある食材(柑橘類・香味野菜)で気をスムーズに流す

気の巡りを良くする(理気・りき)一番の特効薬は「香り」です。香りの良い食材は、詰まった気を発散させてくれます。

  • 柑橘類:ミカン、レモン、ゆず、グレープフルーツなど。皮にも薬効があるので、お茶に入れたり、皮ごとマーマレードにするのもおすすめ。
  • 香味野菜:シソ(大葉)、セロリ、春菊、ミント、パクチーなど。
  • お茶:ジャスミン茶、ミントティーなどのハーブティー。

食卓に爽やかな香りをプラスして、五感からリラックスを誘いましょう。

【習慣】深呼吸と「ため息」は最高のリセット法

先ほどもお伝えしましたが、ため息は悪いことではありません。気が詰まっているときは、むしろ意識的に「はぁ~~~~っ」と大きく息を吐き出しましょう。

そして、新鮮な空気をゆっくり吸い込む深呼吸。特に、みぞおちのあたりが硬くなっていることが多いので、ここを緩めるイメージで呼吸をするのがポイントです。

運動不足は気滞の大敵!「肝」の経絡を伸ばすストレッチで根本ケア

食事や呼吸も大切ですが、滞った気を強制的に流すのに最も効果的なのは、やはり「体を動かすこと」です。

なぜストレッチが気滞に良いの?身体を動かして「気」を巡らせる重要性

じっとしていると、気はますます滞ります。適度な運動は、全身の気血の巡りを良くするポンプの役割を果たします。

特に「気滞」の解消には、気の巡りを司る「肝」の経絡(けいらく)の流れを良くすることが重要です。肝の経絡は、足の親指から脚の内側を通り、脇腹を通って頭のてっぺんまで流れています。

このライン、つまり「脇腹」や「股関節」をしっかりと伸ばすストレッチを行うことで、詰まっていた気がスーッと流れ出し、イライラや張り感が驚くほど楽になりますよ。

40代からの心身を整える「たま式 養生経絡ストレッチ」でリラックス習慣を

  • 「運動しなきゃとは思っているけれど、激しい運動は苦手…」
  • 「一人ではなかなか続かない」
  • 「自分の体質に合ったケアを知りたい」

そんなあなたにおすすめしたいのが、私が考案した「たま式 養生経絡ストレッチ」です。

これは、単に筋肉を伸ばすだけのストレッチではありません。

東洋医学のプロである鍼灸師の視点から、「気・血・水(津液)」の巡りを整えることに特化した、オリジナルの経絡ストレッチです。

  • 1回60分、オンラインで自宅から参加OK
  • 40代~60代の女性限定なので、更年期特有の悩みも共有しやすい
  • 難しいポーズはありません。呼吸に合わせてゆっくりと、ご自身のペースで。

気滞でガチガチになった心と体を、私と一緒にほぐしていきませんか?

「舌の縁が赤い」「ため息ばかり出る」という方は、ぜひ一度、レッスンでその心地よさを感じてみてください。

終わった頃には、視界がパッと明るくなったような爽快感を感じていただけるはずです。

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まとめ

舌の縁が赤かったり、舌に力が入ってしまうのは、あなたが日々頑張りすぎて、気が滞っているサインです。

体からの「少し休んで、巡らせて!」という声を無視せず、まずは香りの良い食事や深呼吸を取り入れてみてください。

そして、根本から巡る体質を作りたいなら、経絡ストレッチが一番の近道です。

あなたの笑顔が、もっと輝きますように。

参考資料

平馬直樹・浅川要・辰巳洋 監修『オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書』ナツメ社


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