- 「なんだか最近、ため息ばかりついている」
- 「喉の奥に何かが詰まっているような違和感がある」
- 「些細なことでイライラしてしまい、自己嫌悪…」
そんなふうに感じて、毎日を辛く過ごしていませんか?
病院に行くほどではないけれど、なんとなく不調。その原因は、東洋医学でいう「気滞(きたい)」かもしれません。
「気滞」とは、文字通り「気(エネルギー)」の流れが滞ってしまっている状態のこと。
特に、仕事に家事に忙しい40代〜50代の女性は、ストレスや更年期の影響で気が詰まりがちです。
でも、大丈夫。
そんなガチガチに固まった気を、ふわっと緩めてくれる心強い味方があります。
それが「お茶」です。
お茶の持つ「香り」には、滞った気を巡らせる働きがあると言われています。
今回は、鍼灸師である私が、気滞タイプの方に心からおすすめしたいお茶を7つ厳選しました。
コンビニで手軽に買えるものから、お家にある食材でできる簡単な薬膳茶までご紹介します。
たった一杯のお茶が、あなたの張り詰めた心をほどく鍵になるかもしれません。
ぜひ、今の気分に合うものを探してみてくださいね。
中森万美子鍼灸院 院長
鍼灸師・心理カウンセラー。「心身一如」を掲げ、東洋医学(体)と心理学(心)の両面から、40代以降の更年期・自律神経の悩みに寄り添う。
FM845パーソナリティや歌手としても活動し、その声と人柄はSNS総フォロワー4万人超に支持されている。著書『40歳からの幸せの法則』。

- 1. そもそも「気滞(きたい)」とは?お茶が良い理由
- 1.1. 気滞チェックリスト:イライラ、お腹の張り、梅核気(喉のつかえ)
- 1.2. 東洋医学の知恵:「香り」には「理気(りき)」の働きがある
- 1.3. 忙しい女性こそ「お茶を淹れる5分」が心と体を整える
- 2. 【コンビニ・市販で買える】手軽に気滞ケア!おすすめのお茶4選
- 2.1. 1. ジャスミン茶:理気(りき)の代表格!イライラやPMSに
- 2.2. 2. ミントティー(薄荷茶):頭のモヤモヤと目の疲れをクリアに
- 2.3. 3. アールグレイ(紅茶):ベルガモットの香りで鬱々を流す
- 2.4. 4. カモミールティー:高ぶった神経を鎮めてリラックスしたい夜に
- 3. 【お家で簡単薬膳】キッチンにある食材で!気滞解消ブレンド茶3選
- 3.1. 5. 陳皮茶(みかんの皮):胃腸の張りや消化不良におすすめ
- 3.2. 6. 紫蘇(シソ)茶:「気」を巡らせてお腹も温める万能選手
- 3.3. 7. 菊花茶(きっかちゃ):パソコン作業による目の疲れとイライラに
- 4. 鍼灸師・たま先生が教える「効かせる」お茶の飲み方
- 4.1. 香りを逃さない!蓋をして蒸らすのが鉄則
- 4.2. 「ふーっ」と息を吐きながら飲む深呼吸メソッド
- 5. お茶だけではすっきりしない頑固な気滞には「体を動かす」ことも重要
- 5.1. 気が滞ると体もガチガチに?「経絡(けいらく)」の詰まりを疑おう
- 5.2. 根本から巡りを整える「たま式 養生経絡ストレッチ」とは
- 5.3. 40代からの女性に特化!1回60分のオンラインレッスンで心身を解放
- 6. まとめ
そもそも「気滞(きたい)」とは?お茶が良い理由
まずは、今のあなたの不調が「気滞」によるものなのか、チェックしてみましょう。
気滞チェックリスト:イライラ、お腹の張り、梅核気(喉のつかえ)
いくつ当てはまりますか?
- 理由もなくイライラしたり、落ち込んだりする
- 喉の奥に物が詰まったような違和感がある(梅核気・ヒステリー球)
- 無意識に「ため息」をよくついている
- お腹や脇腹が張って苦しい、ガスが溜まりやすい
- 生理前に胸が張ったり、情緒不安定になりやすい(PMS)
- ゲップやおならが出ると少し楽になる
2つ以上当てはまる方は、気がスムーズに流れていない「気滞」の傾向があると考えられます。
東洋医学の知恵:「香り」には「理気(りき)」の働きがある
東洋医学では、食材の「味」や「性質」だけでなく、「香り」も体調を整える要素の一つとして重要視します。
良い香りのする食材には、滞った気を動かし、巡らせる「理気(りき)作用」があると考えられています。
ストレスでギュッと縮こまった体や心は、良い香りを嗅ぐと「ふぅ〜っ」と緩みますよね?
あの一瞬の緩みこそが、気が巡り始めたサインなのです。
だからこそ、香り高い「お茶」は、気滞タイプの方にとって良い養生になるのです。
忙しい女性こそ「お茶を淹れる5分」が心と体を整える
そしてもう一つ大切なのが「時間」です。
気滞の大きな原因の一つは、「常に何かに追われている緊張感」。
お湯を沸かし、茶葉が開くのを待ち、湯気とともに立ち上る香りを吸い込む。
この「お茶を淹れる5分間」だけは、スマホを置いて、自分のためだけに使ってください。この「間(ま)」を作ること自体が、気滞ケアの第一歩ですよ。
【コンビニ・市販で買える】手軽に気滞ケア!おすすめのお茶4選
「薬膳茶なんて作る時間がない!」という方も安心してください。
コンビニやスーパーで買えるペットボトルやティーバッグのお茶でも、十分に活用できます。
選ぶ基準は「香りが良いこと」です。
1. ジャスミン茶:理気(りき)の代表格!イライラやPMSに
気滞対策としてよく知られているのが、ジャスミン茶(茉莉花茶)です。
ジャスミンの華やかな香りには理気作用があり、高ぶった気分を落ち着けるのを助けてくれます。
・おすすめの時:生理前のイライラ、仕事中の緊張感、お腹の張りを感じる時。
・ポイント:コンビニのホットコーナーにあるジャスミン茶は、香りが立ちやすいので特におすすめです。
2. ミントティー(薄荷茶):頭のモヤモヤと目の疲れをクリアに
東洋医学では「薄荷(ハッカ)」と呼ばれるミント。
その清涼感のある香りは、頭に上ってしまった熱を冷まし、気を発散させる働きがあると言われています。
・おすすめの時:考えすぎて頭がパンパンな時、目が充血して疲れている時。
・ポイント:カフェなどでは、フレッシュミントを使ったハーブティーを選ぶと、より香りが楽しめます。
3. アールグレイ(紅茶):ベルガモットの香りで鬱々を流す
紅茶の中でも、柑橘系のベルガモットで着香したアールグレイを選びましょう。
柑橘の香りには、鬱々とした気分を晴らし、胃腸の働きを助ける効果が期待できます。
・おすすめの時:気分が落ち込んでいる時、食欲がない時。
・ポイント:アイスよりもホットの方が香りが立ち、体を冷やさないのでベターです。
4. カモミールティー:高ぶった神経を鎮めてリラックスしたい夜に
キク科のカモミールは、東洋医学の「菊花(きっか)」に近い働きをしてくれると言われています。
高ぶった「肝(かん)」の気を鎮め、心身をリラックスモードへ導くのに役立ちます。
・おすすめの時:ストレスで夜眠れない時、イライラして落ち着かない時。
・ポイント:ノンカフェインのものが多いので、寝る前のナイトティーとして最適です。
【お家で簡単薬膳】キッチンにある食材で!気滞解消ブレンド茶3選
少し余裕がある休日は、お家にある食材でオリジナルの養生茶を作ってみませんか?
特別な材料は必要ありません。キッチンにある「あの食材」が、立派な養生アイテムになります。
5. 陳皮茶(みかんの皮):胃腸の張りや消化不良におすすめ
みかんの皮を乾燥させたものを、漢方では「陳皮(ちんぴ)」と呼びます。
古くから、気の巡りを良くし、胃腸の調子を整える目的で使われてきました。
・作り方:無農薬のみかんを食べた後、皮を刻んでザルに広げ、カラカラになるまで1週間ほど陰干しします。これを紅茶やプーアル茶にひとつまみ入れて飲むだけ。
・こんな時に:喉のつかえ(梅核気)、お腹の張り、消化不良に。
6. 紫蘇(シソ)茶:「気」を巡らせてお腹も温める万能選手
薬味として使われる大葉(紫蘇)も、実は優秀な「気巡り」食材です。
香りが良く、体を温める性質もあるため、冷えからくる気滞(お腹の不調など)に適しています。
・作り方:洗った紫蘇の葉2〜3枚をちぎってカップに入れ、熱湯を注ぎます。3分ほど蒸らして、お好みでハチミツを加えても美味しいですよ。
・こんな時に:気分の落ち込み、風邪のひき始め、冷えによる胃の不調に。
7. 菊花茶(きっかちゃ):パソコン作業による目の疲れとイライラに
食用菊や、ハーブティー用の乾燥菊花を使ったお茶です。
「肝」にこもった余分な熱を冷ます働きがあり、目と頭をスッキリさせてくれると言われています。
・作り方:乾燥菊花数個をカップに入れ、熱湯を注ぎます。クコの実を数粒加えると、さらに「見る力」を養う薬膳茶になります。
・こんな時に:目の充血・疲れ、のぼせ、イライラ頭痛に。
鍼灸師・たま先生が教える「効かせる」お茶の飲み方
せっかく良いお茶を選んでも、飲み方を間違えてはもったいないです。
気滞ケアのための飲み方のコツをお伝えしますね。
香りを逃さない!蓋をして蒸らすのが鉄則
気滞ケアのポイントは「香り(揮発性成分)」です。
お湯を注いだら、すぐに蓋(ソーサーなどでもOK)をしてください。
蓋をせずに放置すると、大切な香り成分が飛んでしまいます。
飲む直前に蓋を開け、湯気とともに立ち上る香りを胸いっぱいに吸い込むことが、何よりの養生になります。
「ふーっ」と息を吐きながら飲む深呼吸メソッド
お茶を飲む前に、まずは口から細く長く「ふーーっ」と息を吐き切ってください。
気滞の人は、呼吸が浅く、吸ってばかりで吐けていないことが多いのです。
しっかり吐けば、自然と深く吸えます。
「吐くこと」を意識しながら、温かいお茶を一口ずつゆっくり味わってみてください。
お茶だけではすっきりしない頑固な気滞には「体を動かす」ことも重要
お茶でのケアは、心と体の緊張を解く素晴らしい方法です。
しかし、長年のストレスや生活習慣でガチガチに固まってしまった「頑固な気滞」の場合、お茶などの内側からのアプローチだけではすっきりしないことがあります。
気が滞ると体もガチガチに?「経絡(けいらく)」の詰まりを疑おう
「気」が流れる通り道を、東洋医学では「経絡(けいらく)」と呼びます。
気が滞っている時、実はその通り道である体の筋肉や関節も、硬く強張っていることが多いのです。
特に、ストレスに関係する「肝(かん)」の経絡が通る「脇腹」や「股関節」周りがガチガチになっていませんか?
川の流れと同じで、土手が崩れていたりゴミが溜まっていたりすると(体の硬さ)、いくら水を流そうとしても(お茶や養生)うまくいきません。
まずは物理的に体を動かして、気の通り道である「経絡」の巡りを良くしてあげることが必要です。
根本から巡りを整える「たま式 養生経絡ストレッチ」とは
そこでおすすめしたいのが、私が考案した「たま式 養生経絡ストレッチ」です。
これは単なる柔軟体操ではありません。
東洋医学のプロである鍼灸師の視点で、「気の通り道(経絡)」を効率よく伸ばし、巡りを整えることに特化したプログラムです。
- 難しいポーズは一切なし
- 呼吸に合わせて、じっくりと経絡を伸ばす
- 「肝」や「心」など、ストレスでダメージを受けやすいツボやラインを重点的にケア
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- 「ジムに行く元気もない…」
- 「若い人の中に混ざるのは気が引ける…」
そんな40代〜60代の女性のために、ご自宅で気軽に参加できるオンラインレッスンをご用意しました。
1回60分、私たま先生と一緒に、自分の体と向き合う時間を作ってみませんか?
お茶で内側から緩め、ストレッチで外側から巡らせる。
このダブルのアプローチで、驚くほど体が軽くなるのを実感していただけるはずです。
まとめ
いかがでしたか?
「気滞」は病気ではありませんが、放置すると心と体の大きな不調につながりかねません。
まずは今日、帰り道にコンビニでジャスミン茶を買ってみてください。
そしてお家で、お気に入りのカップで香りを楽しみながら深呼吸してみましょう。
それでも「やっぱり体が重いな」「スッキリしないな」と感じたら、それは体が「動かしてほしい」とサインを出しているのかもしれません。
そんな時は、いつでも私のオンラインレッスンを頼ってくださいね。
お茶とストレッチで、あなたの「巡り」が整い、笑顔が増えることを心から願っています。
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