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「毎日同じことの繰り返しでつまらない」は人生を変えるサイン?心を軽くするヒント


「朝起きて、同じ時間にご飯を食べて、仕事や家事をして、夜になったら寝る…」

「なんだか毎日同じことの繰り返しで、つまらないな」

「私の人生、このままでいいのかな?」

そんな風に、ふとした瞬間に心がどんよりと曇ったり、漠然とした焦りを感じたりしていませんか?

もし、あなたが今そう感じているのなら、その気持ち、本当によくわかります。

毎日を無事に、滞りなく繰り返せる「安定」は、とても尊く、素晴らしいことです。

でも、その安定が「退屈」や「停滞感」に感じられてしまう…。

それは、あなたの心が「何か新しいこと」や「次のステップ」を求めている、とても自然で、大切なサインなのかもしれません。

今日は、その「つまらない」という気持ちの正体を一緒に見つめながら、あなたの心をふっと軽くするヒントを探していきましょう。


たま お悩み相談室』の代表として、夫婦関係・人間関係・人生の悩みなど、誰にも言えない気持ちに寄り添いながら、一人ひとりが“自分を大切にできる生き方”をサポートしています。

著書『40歳からの幸せの法則 ― 自分ファーストで心も時間も自由になる

FM845にて10年以上、ラジオパーソナリティを務める

SNS総フォロワー数:3万人以上

Voicyにてラジオ配信中

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    「毎日同じことの繰り返し」…その「つまらない」気持ち、当たり前です

    まず一番にお伝えしたいのは、「つまらない」と感じることは、決して悪いことでも、おかしなことでもないということです。むしろ、とても自然な心の動きなんですよ。

    あなたも感じていませんか?よくある「つまらない」瞬間

    例えば、こんな瞬間はありませんか?

    • 決まった曜日に同じスーパーへ行き、いつもと同じような食材をカゴに入れている時
    • 通勤電車で、いつもと同じ景色をぼんやり眺めている時
    • 慣れた仕事を、良くも悪くも「無心で」こなしている時
    • 休日に特にやりたいことも浮かず、SNSや動画を眺めているうちに一日が終わってしまった時

    「ああ、またこのパターンだ」と感じる瞬間。

    こうした日常の小さな積み重ねが、「毎日同じことの繰り返しでつまらない」という大きな停滞感につながっていくのです。

    「つまらない」と感じる自分を責めないで

    「毎日平和に暮らせているのに、不満を持つなんて贅沢だ」

    「みんな同じように頑張っているんだから、甘えてはいけない」

    もしかしたら、あなたはそんな風に「つまらない」と感じる自分を責めてしまっているかもしれません。

    でも、そんな必要はまったくありませんよ。

    心が「つまらない」と感じるのは、あなたが怠けているからではなく、むしろ、あなたの内側に「もっと何かがあるはずだ」というエネルギーが眠っている証拠なのです。

    その感情は「変化したい」という大切なサイン

    考えてみてください。もし本当に何も望んでいなければ、「つまらない」とすら感じないはずです。

    「つまらない」と感じる心は、あなたに「新しい刺激が欲しいよ」「もう少し成長したいよ」「何かワクワクすることがしたいよ」と教えてくれているのです。

    それは、あなたが自分の人生と真剣に向き合っているからこそ湧いてくる、とても前向きで大切なサイン

    だからまずは、その気持ちを「そっか、今、変化したいんだね」と、優しく受け止めてあげるところから始めてみましょう。

    なぜ「毎日同じことの繰り返し」はつまらないと感じるのか?3つの心理

    40代

    「変化したい」というサインを受け止めたところで、次に「なぜ」私たちは「毎日同じことの繰り返し」を「つまらない」と感じてしまうのか、その心の仕組みを少し覗いてみましょう。

    これを知るだけでも、自分を客観的に見つめられるようになり、心が少し楽になりますよ。

    原因①:成長実感の不足と「慣れ」

    新しい仕事や環境に入ったばかりの頃は、毎日が必死で、「つまらない」と感じる余裕すらなかったかもしれません。

    それは、日々「できなかったことができるようになる」という明確な「成長実感」があったからです。

    しかし、仕事や家事に「慣れる」と、効率よくこなせるようになります。

    それは素晴らしいことですが、同時に「昨日より成長した!」という達成感や手応えを感じにくくなってしまうのです。

    この「成長が止まっている」かのような感覚が、「つまらない」という気持ちにつながりやすいのです。

    原因②:刺激の不足と「予測できる未来」

    私たちの脳は、適度な「新しい刺激」を求める性質を持っています。

    「次は何が起こるんだろう?」「これはどうなるんだろう?」という適度な未知の要素が、日常に「ワクワク」や「張り合い」をもたらしてくれます。

    しかし、「毎日同じことの繰り返し」が続くと、その刺激が不足しがちです。

    「今日も昨日と同じだろう」「来週も今週と同じだろう」…と、未来が簡単に予測できてしまう。

    この「予測可能な安心感」が、いつしか「何も起きない退屈さ」へと変わってしまうのです。

    原因③:理想の自分と現実とのギャップ

    あなたの中には、「本当はこんなことに挑戦してみたい」「自分はもっと輝けるはずだ」という理想の姿や、内に秘めた情熱がありませんか?

    「毎日同じことの繰り返し」という現実が、その「理想の自分」とかけ離れていると感じる時、そのギャップが「物足りなさ」や「つまらなさ」として心の表面に現れてきます。

    「こんなはずじゃなかった」という焦りが、「今の日常はつまらない」という感情を引き起こしているのかもしれません。

    「つまらない毎日」から抜け出す!今日からできる小さな変化5選

    30代

    「つまらない」と感じる原因がわかったら、いよいよ行動です。

    とはいえ、いきなり大きな変化を起こす必要はまったくありません。

    大切なのは、日常に「ほんの小さな変化」というスパイスを加えること。

    ハードルをぐっと下げて、今日からできる5つのヒントをご紹介します。

    いつもの行動を「5分」だけ変えてみる

    「慣れ」や「予測可能性」を崩す、一番簡単な方法です。

    • 通勤・通学ルートを1本だけ変えてみる: 一駅手前で降りて歩く、いつもと違う出口から出てみる。景色が変わるだけで、脳は新しい刺激を受け取ります。
    • いつもと違うコンビニ(スーパー)に寄ってみる: 商品の陳列が違うだけでも、新しい発見があります。
    • ランチでいつもと違うメニューを選ぶ: 「いつもの」という無意識の選択を、「今日はどれにしようかな」と意識的に選ぶ時間に変えてみましょう。

    「新しい学び」で知的好奇心を満たす

    「成長実感の不足」を感じているなら、「学び」が特効薬になります。

    • 仕事関連の本を「1日10分」だけ読んでみる: 「昨日より知識が1つ増えた」という小さな感覚が大切です。
    • 気になっていたオンライン講座を覗いてみる: 語学、プログラミング、デザイン、心理学…。無料で見られる動画もたくさんありますよ。
    • 「知らなかった」を「知っている」に変える: ニュースアプリでいつもは読まないカテゴリの記事を1つ読んでみるだけでもOKです。

    五感を刺激する「小さな贅沢」を取り入れる

    「慣れ」で鈍くなっている感覚を、意識的に使ってみましょう。

    • (嗅覚) いつもより少し良い香りの入浴剤やハンドクリームを使ってみる。
    • (味覚) コンビニのコーヒーではなく、お気に入りの豆で丁寧にコーヒーを淹れてみる。
    • (触覚) 肌触りの良いタオルや、お気に入りのパジャマで自分をいたわる。

    五感が満たされると、心が「今、ここ」に集中し、豊かさを感じやすくなります。

    「いつか」ではなく「今週末」の楽しみを作る

    「予測できる未来」に、小さな「ワクワク」を仕込みましょう。

    • 「いつか行きたい」と思っていたカフェを調べて、「今週末の土曜日に行く」とカレンダーに書き込む。
    • 観たかった映画のチケットを、先に予約してしまう。
    • 近所の公園でも良いので、「お気に入りのパンを持ってピクニック」という予定を立てる。

    「楽しみだな」と待つ時間が、今週の「つまらない」と感じる時間を支えてくれます。

    「ありがとう」と「良かったこと」を見つける習慣

    「つまらない」と感じている時は、無意識に「足りないもの」に目が行きがちです。

    視点を変えて、「すでにあるもの」に目を向ける習慣をつけてみましょう。

    • 寝る前に、今日あった「良かったこと」を3つ書き出す:「ランチが美味しかった」「同僚が笑顔で挨拶してくれた」「予定通りに帰れた」。どんなに小さなことでも構いません。
    • 「ありがとう」を口に出す、または心で思う:コンビニの店員さん、電車の運転手さん、家族や同僚。当たり前の日常を支えてくれている存在に感謝してみる。

    「ある」ものに目を向けると、心がじんわりと温かくなり、「毎日同じ」と思っていた景色が少し違って見えてきますよ。

    「毎日同じことの繰り返し」という安定を見直す

    「つまらない」と感じている時、私たちはつい「この退屈な日常をすべて捨ててしまいたい!」という衝動に駆られることがあります。

    でも、ここで一度立ち止まって、「毎日同じことの繰り返し」が持っている価値についても、少しだけ考えてみましょう。

    安定は「土台」、退屈は「スパイス」が必要な証拠

    毎日同じ時間に起きられ、行く場所があり、給料がもらえる。

    この「安定」は、あなたの人生を支える強固な「土台」です。

    土台がしっかりしているからこそ、私たちはその上に新しいチャレンジを積み上げることができます。

    もし、毎日が予期せぬトラブル続きで不安定だったら、「つまらない」と感じる余裕すらなく、ただ生きるのに必死になってしまうでしょう。

    「つまらない」と感じられるのは、裏を返せば、あなたの土台がしっかりと安定していて、心に「次」を求める余裕が生まれた証拠なのです。

    今の安定を「壊すべき壁」と捉えるのではなく、「新しいスパイス(変化)を受け入れる準備ができた土台」と捉え直してみてください。

    勢いでの転職や大きな変化の前に考えること

    現状を変えたくて、勢いで退職や引っ越しなどの「大きなリセット」を考えてしまうこともあるかもしれません。

    もちろん、環境を変えることが正解な場合もあります。

    しかし、単に「退屈だから」という理由だけで、積み上げてきたキャリアや人間関係という「安定資産」を手放してしまうのは、少しリスクが高いかもしれません

    まずは、先ほどのセクションで紹介したような「小さな変化」を日常に取り入れてみてください。

    それでも「やっぱり何かが違う」と感じるなら、その時はじめて、転職やキャリアチェンジという「大きな変化」を具体的に検討し始めても遅くはありません。

    今の安定した土台があるうちに、じっくりと次の作戦を練る。それが、賢い人生の変え方です。

    それでも「つまらない」気持ちが晴れない時は…

    ここまでご紹介した「小さな変化」を試してみても、なんだか心がスッキリしない

    あるいは、そもそも「何かを試してみよう」という気力すら湧いてこない…

    もしあなたがそんな状態なら、それは心が少し深く疲れてしまっているサインかもしれません。

    「つまらない」の奥に隠れた本当の悩み

    「毎日同じことの繰り返しでつまらない」という感情は、実は「ダミーの感情」である場合があります。

    本当は、もっと別の、具体的な悩みが心の奥に隠れているのです。

    • 「今の仕事(キャリア)のままでいいんだろうか」という将来への不安
    • 「誰にも本当の自分を理解してもらえない」という孤独感
    • 「周りはどんどん変わっていくのに」という焦り
    • 「やりたいことが何なのか、自分でもわからない」という無気力感

    こうした本質的な悩みにフタをしていると、それらが「つまらない」という、ぼんやりとした停滞感として現れることがあるのです。

    また、こうした状態が長く続くと、心のエネルギーが枯渇し、うつ的な症状につながる可能性もゼロではありません。

    一人で抱え込まず、心の専門家と話してみませんか?

    カウンセリング 30代

    もし、小さな工夫では心が晴れないと感じたら、どうか一人で抱え込まないでください。

    自分の気持ちを「言葉にして誰かに話す」ことは、絡まった糸を一本ずつほどいていくような作業です。

    友人や家族に話すのも良いですが、「こんなこと話して退屈されないかな」「心配をかけたくないな」と、かえって気を遣ってしまうこともありますよね。

    そんな時こそ、私たちカウンセラーのような「心の専門家」を頼ってみてください。

    「たま お悩み相談室」では、あなたが感じている「つまらない」という気持ちの奥にある、あなたの本当の願いや、心の声を、一緒に丁寧にお聴きします。

    「こんなこと話しても…」と思うようなことでも、大丈夫。

    あなたにとっては「取るに足らない」と感じることこそが、人生を変える大切なヒントになることも多いのです。

    「話す」ことは「放す」こと。

    心に溜まったモヤモヤを一度外に出して、あなたの心が本当に求めているものを見つけるお手伝いをさせてください。

    まとめ:「毎日同じことの繰り返し」と感じたら、新しい一歩を踏み出すチャンス

    「毎日同じことの繰り返しでつまらない」と感じることは、決してネガティブなことばかりではありません。

    それは、あなたがこれまでの日常を丁寧に積み重ね、安定した土台を築き上げてきた証拠。

    そして何より、「あなたの人生は、もっと豊かになれるはずだ」という、あなたの心からの大切なメッセージです。

    いきなり大きなジャンプをする必要はありません。

    まずは、いつもの道から一本だけ脇道に入ってみるような、小さな好奇心から始めてみませんか?

    「5分だけルートを変えてみる」「いつもと違うお茶を淹れてみる」

    そんな小さな一歩が、あなたの「つまらない」と感じていた日常に、思いがけない彩りを加えてくれるはずです。

    あなたの毎日が、昨日よりほんの少しでもワクワクするものになるよう、心から応援しています。


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