結論
カウンセリングの効果は「受け方」で大きく変わります。時間や費用を無駄にしないためには、事前の準備と当日の心構えがとても重要です。主体的に関わることで、カウンセリングは悩みを解決し、心を成長させる価値ある時間になります。
対策
①【準備】悩んでいることを簡単でいいのでメモに書き出してみる
②【準備】自分と相性の良いカウンセラーを探す
③【準備】「こうなれたら嬉しいな」という小さな目標を持つ
④【当日】うまく話そうとせず、正直な気持ちで話す
⑤【当日】会話が途切れる「沈黙」を、自分と向き合う大切な時間と捉える
「夫との関係、最近ギクシャクしているな…」
「子どものことを考えると、なんだか胸がざわついて眠れない…」
「誰かにこのモヤモヤした気持ちを聞いてほしいけど、カウンセリングって、なんだか敷居が高い気がする…」
こんにちは。「たま夫婦のお悩み相談室」の、代表カウンセラーたまです。 誰にも言えない悩みを抱えていると、心はどんどん重くなっていきますよね。そんな時、専門家であるカウンセラーは、あなたの心強い味方になってくれます。
でも、せっかく時間もお金も使うのだから、「本当に効果があるのかな?」「どんな風に話せばいいんだろう?」と不安に感じてしまうお気持ちも、とてもよく分かります。
実は、カウンセリングには、その効果をぐっと高める「受け方のコツ」があるんですよ。
この記事では、あなたがカウンセリングという時間を最大限に活かし、心の負担を軽くするための具体的な5つのコツを、準備から当日の過ごし方まで丁寧にお伝えしますね。
まずは準備から。カウンセリング効果を高める3つの事前準備
カウンセリングは、手ぶらで飛び込んでも全く問題ありません。ですが、ほんの少しだけ準備をしておくと、ご自身の気持ちの整理がつきやすくなり、カウンセラーにも想いが伝わりやすくなります。結果として、効果を実感しやすくなりますよ。
コツ①:「何に困っているか」を簡単でいいので言葉にしてみる
難しく考える必要は全くありません。「こう話さなきゃ」と身構えると、かえって本当の気持ちが見えなくなってしまうこともあります。
「夫の帰りが遅いと、無性に寂しくてイライラする」 「子どもの将来のことを考えると、とにかく不安になる」 「義母との会話の後、いつもどっと疲れてしまう」
このように、思いつくまま箇条書きでメモに書き出すだけで十分です。話す内容を完璧にまとめる必要はなく、今のあなたの「心の地図」を作るようなイメージで、気軽に取り組んでみてください。
コツ②:自分に合いそうなカウンセラーを探すポイント
カウンセラーとの相性は、カウンセリングの効果を左右する、とても大切な要素です。お医者さんにも「内科」「外科」と専門があるように、カウンセラーにも得意な分野があります。
まずは、夫婦問題や家族関係、子育てといった、あなたの悩みに合った専門性を持つカウンセラーを探してみましょう。
その上で、公式サイトのプロフィール写真の雰囲気や、ブログの文章などを見て、「この人なら安心して話せそうだな」と感じる人を選ぶのがおすすめです。直感も大切にしてくださいね。
コツ③:「こうなれたら嬉しいな」という小さな目標を考えてみる
カウンセリングを通して、最終的にどうなりたいかを思い描くことも、効果を高める上で役立ちます。
とはいえ、「悩みを完全にゼロにする!」といった壮大な目標を立てる必要はありません。
「夜、不安なことを考えずに穏やかな気持ちで眠れるようになりたい」 「夫にイライラせずに『ありがとう』と自然に言えるようになりたい」 「週に一度、自分のためだけの時間を作って心から楽しめるようになりたい」
こんな風に、具体的で、達成できそうな「小さなゴール」を思い描いてみましょう。ゴールが見えることで、カウンセラーもあなたに合ったサポートをしやすくなります。
カウンセリング当日|効果を最大限に引き出す2つの心構え
いよいよカウンセリング当日。少し緊張するかもしれませんが、この2つのコツを心に留めておくだけで、ぐっと気持ちが楽になりますよ。
コツ④:うまく話そうとせず、正直な気持ちを大切にする
「こんなことを話したら、変に思われるかな?」 「支離滅裂に聞こえないように、順序立てて話さなきゃ…」
そんな風に考えてしまうと、本来のあなたの気持ちに蓋をしてしまうことになりかねません。カウンセラーは、どんなあなたも受け止め、味方でいてくれる存在です。
まとまっていなくても、途中で涙が溢れても、大丈夫。 そのままのあなたの感情を、安心して出してください。うまく話すことよりも、正直な気持ちを話すことのほうが、何倍も大切なのです。
コツ⑤:沈黙は気まずくない。自分と向き合う大切な時間
会話が途切れて、シーンと静まり返る時間。日常では気まずく感じてしまう「沈黙」も、カウンセリングではとても重要な意味を持ちます。
その沈黙は、カウンセラーがあなたの言葉の意味をじっくり受け止めている時間かもしれません。あるいは、あなた自身が、自分の心の奥にある本当の気持ちを探っている時間かもしれません。
焦って何かを話そうとせず、その静かな時間に身を委ねてみてください。沈黙の中から、思わぬ本心や、解決のヒントが見つかることも少なくないのです。
もっと効果を実感するために|知っておきたいQ&A
カウンセリングを進める中で出てきやすい疑問について、たま先生がお答えしますね。
Q. カウンセラーと相性が合わないと感じたら、どうすればいい?
A. とても勇気がいることですが、もし「何か違うな」と感じたら、その気持ちを正直にカウンセラーに伝えてみることをお勧めします。それでも状況が変わらない、伝えにくいと感じる場合は、カウンセラーを変更することも、あなたの正当な権利です。決して、ご自身を責めないでくださいね。
Q. 何度か通っているのに、効果がないように感じます…
A. その気持ちも、ぜひカウンセラーに話してみてください。「効果が感じられない」という正直な感覚こそ、カウンセリングで話し合うべき大切なテーマになります。なぜそう感じるのかを一緒に探っていくことで、停滞していた状況が動き出し、解決の糸口が見つかることも多いですよ。
まとめ:あなたのペースで大丈夫。一緒に心の荷物を軽くしませんか?
今回は、カウンセリングの効果的な受け方について、5つのコツをお話ししました。
【準備のコツ】
- 困っていることを言葉にしてみる
- 自分に合うカウンセラーを探す
- 小さな目標を考えてみる
【当日のコツ】 4. うまく話そうとせず、正直な気持ちを大切にする 5. 沈黙を自分と向き合う大切な時間と捉える
一番大切なのは、「今の状況から抜け出したい」「もっと楽になりたい」と願う、あなた自身の前向きな気持ちです。
最初から完璧にこなそうとしなくても大丈夫。まずは「誰かに話してみようかな」と、その一歩を踏み出せたご自身を、たくさん褒めてあげてくださいね。
もし、誰に相談していいか分からないお悩みがあれば、いつでも「たま夫婦のお悩み相談室」のドアをノックしてください。私たちが、あなたの心に優しく寄り添い、一緒に解決の道を探していきます。