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60代の夫婦関係がしんどい…定年後の危機を乗り越え、穏やかに過ごすためのヒント

長年連れ添ってきた夫婦であっても、60代を迎えると関係性が大きく変わることがあります。

「夫が定年退職してずっと家にいるようになり、息が詰まる」

「子供が独立して夫婦2人きりになったら、会話がなくて気まずい」

そんなふうに、これからの60代の夫婦関係について一人で思い悩み、しんどさを感じていませんか?

「せっかく老後をゆっくり過ごせると思ったのに…」と、理想と現実のギャップに苦しむ方は決してあなただけではありません。

この記事では、60代で夫婦関係が急激に変化してしまう理由や、よくある悩みを紐解いていきます。

これからのお二人の生活を少しでも穏やかに、そして何より、あなた自身が自分らしく過ごすためのヒントをお伝えしますね。

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この記事の監修者
たま先生(中森 万美子)
たまお悩み相談室 代表カウンセラー
たま先生(中森 万美子)

年間500件以上のお悩みに寄り添うカウンセラー。解決を押しつけるのではなく、ご相談者様にとって「心を整える場所」となることを目指したサポートを行っている。SNS総フォロワー数は4万人を超え、著書『40歳からの幸せの法則』の執筆や、FM845のラジオパーソナリティ、大学やカルチャーセンターでの講師など幅広く活動中。

なぜ?60代の夫婦関係が急激に変化してしまう理由

これまでなんとか上手くやってきた、あるいは見て見ぬふりをしてやり過ごしてきた夫婦関係が、60代になって急激にギクシャクし始めるのには、明確な理由があります。

それは、ただ単にお互いの愛情が冷めたからというだけでなく、人生の大きな転換期がいくつも重なる時期だからです。

夫の「定年退職」による生活リズムと距離感の変化

60代の夫婦関係に最も大きな影響を与えるのが、仕事一筋だった夫の定年退職です。

これまで「外で働く夫」と「家を守る妻」という役割分担でバランスが取れていたものが、夫が一日中家にいるようになることで大きく崩れてしまいます。

妻にとっては、自分のテリトリーに常に夫がいる状態となり、毎日の生活リズムが乱されてしまいますよね。

物理的にも心理的にも距離感が近すぎることが、強いストレスの原因になりやすいのです。

子供の独立と「空の巣症候群」による虚無感

子供が成長して家を出ていくと、親としての大きな役割を終えた安堵感とともに、ぽっかりと心に穴が空いたような寂しさに襲われることがあります

これを「空の巣症候群」と呼びます。

「子供」というかすがいがいなくなったことで、夫婦が直接向き合わなければならなくなります。

その結果、長年覆い隠してきた価値観の違いやコミュニケーション不足が、ごまかしきれずに浮き彫りになってしまうのです。

更年期や加齢に伴う心身の不調

60代は、男女ともにホルモンバランスの変化や、加齢による体力の衰えを実感しやすい時期でもあります。

些細なことでイライラしたり、疲れやすくなったり、気分が落ち込んだりと、自分でもコントロールできない心身の不調が起こりやすくなります

その辛さから、ついパートナーへの思いやりを欠く態度をとってしまうことも少なくありません。

お互いの「老い」を受け入れ、労わり合う姿勢が必要な時期でもありますね。

限界かも?60代の夫婦関係における「よくある悩み」

「もう限界かもしれない」と感じるほど、60代の夫婦関係に深く悩む方は本当にたくさんいらっしゃいます。

ご相談の現場でもよく耳にする、皆さんが抱えやすい代表的な悩みを見ていきましょう。ご自身の状況と重ね合わせてみてくださいね。

1日中顔を合わせていると息が詰まる・疲れる

夫が定年退職後、無趣味で家にずっといる。あるいは、妻の出かける先にまでついてこようとする…。

そんな状況に「一人の時間が持てない」「常に見張られているようで息が詰まる」と、すっかり疲弊してしまうケースです。

毎日の昼食の準備が苦痛になり、夫の足音が聞こえるだけで動悸がするという方もいらっしゃいます。とてもお辛い状態ですよね。

会話がない、または些細なことで喧嘩になってしまう

いざ夫婦2人きりの生活になってみると、「今日、何を話せばいいのかわからない」という会話のない状態に陥ることがあります。

沈黙が気まずく、無理に話しかけても「ああ」「うん」といったそっけない返事しか返ってこないのは寂しいものです。

逆に、顔を合わせる時間が増えたことで、ささいな生活習慣の違いが目につき、毎日のように言い争いになってしまうというお悩みも非常に多いです。

夫(妻)への愛情がわからなくなった

長年の不満の積み重ねや、現在のギスギスした関係性の中で、「この人のことを、私はまだ愛しているのだろうか?」と自分の気持ちがわからなくなってしまうことがあります

愛情というよりも「情」だけで繋がっているように感じたり、この先の長い老後をこの人と一緒に過ごすことに虚無感や恐怖を覚えたりすることもあるでしょう。

「夫源病」「妻源病」かもしれないと感じるストレス

パートナーの存在や言動そのものが強いストレスとなり、頭痛やめまい、不眠、胃腸の不調といった身体的な症状として現れることがあります

これらは医学的な病名ではありませんが、「夫源病(ふげんびょう)」や「妻源病」と呼ばれています。

あなたが長年我慢を重ねた結果、心身が悲鳴を上げているサインでもあります。

60代からの夫婦関係を穏やかに保つための4つのヒント

これまでの夫婦関係のあり方が通用しなくなった今、必要なのは「今の自分たちに合った新しい関係性」を築き直すことです。

相手を無理に変えようとするのではなく、少しの工夫であなたの心を軽くし、生活を穏やかに保つヒントをお伝えしますね。

お互いの「パーソナルスペース(一人の時間)」を確保する

たとえ夫婦であっても、24時間一緒にいて快適な人はいません。意識的にお互いのパーソナルスペース(一人の時間と空間)を作ることがとても重要です。

物理的に別の部屋で過ごす時間を作ったり、時間を決めてお互いに干渉しないルールを設けたりしてみましょう

それだけでも、息の詰まるような状況を大きく和らげることができますよ。

期待値を下げ、干渉しすぎない「適度な距離感」を見つける

「定年後は夫婦で仲良く旅行に」「もっと私を手伝ってくれるはず」といった、相手への期待が高すぎると、現実とのギャップに苦しんでしまいます。

「相手は変わらないもの」とある程度割り切り、期待値を少し下げてみましょう。

そして、相手の行動にいちいち口を出さない、干渉しすぎない「適度な距離感」を保つことが、無用な衝突を避ける大きなコツです。

夫婦共通の趣味ではなく、それぞれ別の楽しみを持つ

「夫婦共通の趣味を持たなければ」と焦る必要はまったくありません。

むしろ、それぞれが別々のコミュニティで活動し、自分だけの楽しみを持つことの方が、精神的な自立に繋がります。

外の世界で新しい刺激を受けてくることが、夫婦間の会話の新しいタネになり、結果として関係に良い風通しをもたらすこともあります

「ありがとう」など、小さな感謝を言葉にして伝える

長年一緒にいると、やってもらって当たり前になりがちですよね。

でも、「お茶を入れてくれてありがとう」「ゴミを出してくれて助かった」といった小さな感謝を、意識して言葉に出して伝えてみてください。

照れくさいかもしれませんが、感謝の言葉は相手の心を少しずつ柔らかくし、関係性を修復する最もシンプルで強力な第一歩になります。

熟年離婚か、このまま添い遂げるか…選択に迷ったときは

様々な努力をしても関係が改善せず、「このまま一緒にいるべきか、それとも離婚するべきか」という重い決断に直面することもあるでしょう。

どちらの選択が正解かは、誰にも決められません。一番大切なのは、あなた自身が後悔しない選択をすることです。

離婚を考える前に確認しておきたい経済面と生活面

熟年離婚を真剣に考える場合、感情だけで突き進むのは少し危険です。

年金分割の割合、財産分与、住居をどうするかなど、離婚後の生活基盤が成り立つかどうかを冷静にシミュレーションする必要があります。

経済的な不安が、結果的にあなたの心をさらに追い詰めることのないよう、事前の準備と確認が不可欠です。

「卒婚」という新しい夫婦の形を模索してみる

離婚はハードルが高いけれど、今のままの生活も辛いという場合、「卒婚」という選択肢もあります。

婚姻関係は維持したまま、お互いが自由に自分の人生を楽しむスタイルです。別居するケースもあれば、同居したまま生活時間を完全に分けるケースもあります。

法律や世間体に縛られない、自分たちなりの自由な関係性を話し合ってみるのも一つの方法です。

修復の可能性を探るためのコミュニケーション再構築

まだ心のどこかに「できれば関係を修復したい」という思いがあるのなら、もう一度だけ、根気強くコミュニケーションの再構築を試みてみましょう

相手を責めるのではなく「私はこう感じていて、本当はこうしたいと思っているの」というアイメッセージ(私を主語にした伝え方)で、素直な気持ちを伝えてみることから始めてみてくださいね。

60代の夫婦関係に疲れたら、一人で抱え込まず専門家へ

夫婦の悩みというのは、親しい友人や家族だからこそ、かえって相談しにくいものです。

「恥ずかしい」「私が我慢すればいい」と一人で抱え込んでいると、心身の限界を超えてしまうこともあります。

誰かに「辛い気持ち」を話すだけでも心は軽くなります

出口の見えないトンネルの中にいるように感じても、誰かにあなたの辛い気持ち、悔しい思い、不安な心をありのままに話すだけで大丈夫です。

心の中の絡まった糸が少しずつ解け、驚くほどスッと楽になることがあります。あなたは決して一人ではありませんよ。

カウンセリングで客観的な視点を取り入れる

夫婦という密室の中では、どうしても視野が狭くなり、感情的になって悪循環から抜け出せなくなってしまいます。

そんな時、心理の専門家であるカウンセラーという第三者を入れることで、客観的な視点が得られます

自分でも気づかなかった心の奥の思いに気づき、現状を打破するための具体的なヒントを見つけることができます。

たまお悩み相談室が、あなたのこれからの人生に寄り添います

これから先の人生を、あなたがどう生きていきたいか。その答えを見つけるお手伝いをするのが私たちの役割です。

どんな些細なことでも、まとまっていなくても全く構いません。

たまお悩み相談室では、あなたのお悩みにそっと寄り添い、一緒に解決の糸口を探していく準備ができています。

一人で苦しまず、いつでも気軽にお声がけくださいね。


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