お悩み相談カウンセラー、鍼灸師、ラジオパーソナリティ、歌手


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50代、ふと「何をしても楽しくない」と感じたら。心が軽くなる「第二の人生」の見つけ方


「昔はもっと、いろんなことにワクワクしていたはずなのに…」

「趣味や旅行、美味しいものを食べても、なんだか心が動かない」

「何をしても、以前のように『楽しい』と思えなくなってしまった…」

50代という人生の節目を迎え、ふとそんな風に感じて、戸惑いや寂しさを覚えてはいませんか?

そのお気持ち、とてもよくわかります。

これまで仕事や子育て、家のことに追われ、自分のことは後回しにしながら必死で走ってきた。

ふと立ち止まる時間ができた時、心が空っぽになってしまったように感じる…。

でも、安心してください。

「何をしても楽しくない」と感じるのは、決してあなたの心が冷めてしまったからでも、人生が終わってしまったからでもありません。

それは、「これまでの生き方」から「これからの生き方」へと、ステージが変わる時が来たという、あなたの心からの大切なサインなんです。

この記事では、なぜ50代でそうした虚しさや無気力を感じてしまうのか、その心理的な背景を一緒に見つめていきます。

そして、その気持ちを受け止めた上で、あなたの「第二の人生」を軽やかに、あなたらしく輝かせるための「心のヒント」を一緒に探していきましょう。


たま お悩み相談室』の代表として、夫婦関係・人間関係・人生の悩みなど、誰にも言えない気持ちに寄り添いながら、一人ひとりが“自分を大切にできる生き方”をサポートしています。

著書『40歳からの幸せの法則 ― 自分ファーストで心も時間も自由になる

FM845にて10年以上、ラジオパーソナリティを務める

SNS総フォロワー数:3万人以上

Voicyにてラジオ配信中

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    50代でふと感じる「何をしても楽しくない」…その虚しさ、私だけ?

    50代になって、ふと「何をしても楽しくない」と感じてしまう…。

    「私だけがこんな風に、心が色褪せてしまったんだろうか」と、不安や孤独を感じてしまいますよね。

    でも、あなたは決して一人ではありません。

    50代というのは、心と体、そして周りの環境が、人生の中でも特に大きく変化する時期

    多くの方が、同じような戸惑いや虚しさを感じやすい、とてもデリケートな年代なんです。

    その原因を、いくつか一緒に見てみましょう。

    子育てが一段落。心にぽっかり穴が空いたような喪失感(空の巣症候群)

    あれほど手がかかり、心配し、愛情を注いできたお子さんが巣立っていき、子育てが一段落した時。

    もちろん、喜ばしく、誇らしいことである反面、これまであなたの人生の中心にあった「母親(父親)として」の大きな役割が、ふと手から離れてしまったような…。

    心にぽっかりと穴が空いたような、大きな喪失感を抱えることがあります。

    これは「空の巣症候群(エンプティネスト)」とも呼ばれ、50代の方が虚しさを感じる、とても大きな原因の一つです。

    それ、更年期のせいかも?ホルモンバランスの乱れと「心の不調」

    「なんだか理由もなくイライラする」
    「ふとしたことで、涙が出るほど気分が落ち込む」
    「何をやるにも体がだるくて、億劫だ」

    もしそんな状態が続いているなら、それは「気の持ちよう」の問題ではなく、更年期によるホルモンバランスの変動が原因かもしれません。

    50代は、心と体のバランスがとても揺らぎやすい時期。

    体の不調が、そのまま「何をしても楽しくない」という心の不調に直結してしまうことは、本当に多いんですよ。

    仕事、介護…「自分のことは後回し」で燃え尽きていませんか?

    50代は、職場での責任が重くなる一方で、ご両親の介護が本格的に始まるなど、多方面での対応が求められる「サンドイッチ世代」でもあります。

    仕事のこと、親のこと、まだ手助けが必要な子どものこと…。

    気づけば、自分のことはいつも後回し。自分の時間も体力も、誰かのために使い果たしてしまっていませんか?

    そんな「燃え尽き」の状態で、心がワクワクするエネルギーが残っていなくても、それは当然のことかもしれません。

    「もう50代だし」という諦めが、心を無気力にさせている

    「今から新しいことを始めても、どうせ…」
    「私の人生、もうこんなものかな」

    人生の折り返し地点を意識することで、「もう50代だから」と、無意識のうちにご自身でブレーキをかけてはいませんか?

    その「諦め」の気持ちが、新しい出会いや出来事に対しても「どうせ楽しくないだろう」と、心を無気力にさせてしまう大きな原因になっていることもあります。

    「何をしても楽しくない」のは、50代の人生を見直す大切なサイン

    今、あなたが感じている「楽しくない」という気持ちや虚しさは、決してネガティブなだけのものではありません。

    それは、「あなたの人生、このままでいいの?」と、あなた自身が、あなたに問いかけている大切なサインなんです。

    「これまでの生き方」を見直し、新しいステージへ進む準備を始める時が来た、という合図なんですよ。

    50代は「誰かのため」から「自分のため」に切り替える時期

    これまでの人生、本当に頑張ってこられましたね。

    子育て、仕事、家事、介護…いつだって「誰かのため」に、「役割を果たすため」に、自分のことを後回しにしてきたのではないでしょうか。

    50代は、そんな「役割」から少しずつ解放され、「残りの人生を、自分のためにどう使おうか?」と、主語を「私」に戻す、またとないチャンスの時期です。

    「何をしても楽しくない」と感じるのは、その切り替えのタイミングで、心が少し戸惑っているだけなのです。

    あなたが本当に求めているのは「第二の生きがい」

    これまであなたを支えてきた「子育て」や「仕事」という大きな生きがいが、形を変え始めた今。

    あなたが感じている虚しさの正体は、シンプルです。

    それは、「これから先の人生で、夢中になれるもの」、つまり「第二の生きがい」を、あなたの心が探し始めている証拠なんです。

    「楽しくない」のは、その「新しい何か」に、まだ出会えていないだけなんですよ。

    まずは心と体に「お休み」が必要なだけかもしれません

    とはいえ、長年走り続けてきた心と体は、あなたが思っている以上に疲れているかもしれません。

    「何か新しいことを見つけきゃ」と焦る前に、まずは「何もしない」という選択をすることも、とても大切です。

    「何をしても楽しくない」と感じる時は、無理に楽しもうとせず、「今は、心がお休みを欲しがっているんだな」と、ゆっくり休ませてあげることも必要なステップです。

    「何をしても楽しくない」50代からでも遅くない。日常に「楽しい」を取り戻す小さな一歩

    心が少し休まったら、あるいは、何かを始める元気が少し湧いてきたら。

    「楽しい」という感情を取り戻すために、小さな一歩を踏み出してみませんか?

    大きなことをする必要はまったくありません。焦らなくて大丈夫ですよ。

    「~べき」を手放し、昔「好きだったこと」を思い出してみる

    「母親なんだからこうすべき」
    「50代なんだから、こうあるべき」

    そんな風に、無意識に自分を縛り付けていた「~べき」という鎧を、一度脱いでみませんか?

    そして、子どもの頃、学生の頃、あなたが純粋に「好きだったこと」は何だったか、思い出してみてください。

    音楽を聴くこと?
    絵を描くこと?
    カフェで本を読むこと?

    誰のためでもない、あなたが「好き」と感じることを、5分でも10分でも、日常に取り戻してみましょう。

    「今さら」ではなく「今から」できることを探す

    「もう50代だから、今さら新しいことなんて…」

    その言葉が、あなたの可能性を一番狭めてしまっているかもしれません。

    人生100年時代。50代は、まだまだ「これから」です。

    「今さら」ではなく、「50代の今だからこそ、できること」に目を向けてみませんか?

    若い頃にはなかった時間や、ささやかな経済的余裕、そして何より、これまでの人生経験がある「今」だからこそ、新しく学べることがたくさんあるはずです。

    気になっていた習い事の体験レッスンに行ってみるのもいいですね。

    まずは体を整える。心と体はつながっています

    「何をしても楽しくない」のは、もしかしたら心が疲れているのではなく、体が疲れているサインかもしれません。

    特に50代は、心と体のバランスが崩れやすい時期です。

    • 毎日、少しだけ太陽の光を浴びながら散歩してみる。
    • 栄養バランスの取れた、美味しい食事をゆっくり味わう。
    • 質の良い睡眠をしっかりとる。

    まずは、ご自身の体を「いたわる」ことから始めてみてください。

    体が整ってくると、不思議と心も前向きなエネルギーが湧いてくるものですよ。

    50代で「何をしても楽しくない」が続くなら。一人で抱え込まないで

    ご紹介したような小さな一歩を試してみても、どうしても気分が晴れない。

    「何をしても楽しくない」という状態が何週間も続いている…。

    そんな時は、どうか「自分の努力が足りないんだ」とご自身を責めないでください。

    それは、あなたの心が「もう一人で抱えきれないよ」と、助けを求めているサインかもしれません。

    「もしかして鬱?」長く続く不調は見過ごさないで

    「ただの更年期だから」
    「年齢のせいだから」

    そう思って我慢しているその不調、もしかしたら「うつ病」など、心の専門的なケアが必要な状態が隠れている可能性もあります。

    • 2週間以上、ほとんど毎日気分が落ち込んでいる
    • 以前は楽しめていたことに、まったく興味がわかない
    • 食欲がない、または食べ過ぎてしまう
    • よく眠れない、または寝すぎてしまう

    こうした状態が続く場合は、どうか一人で判断せず、専門の医療機関(心療内科や精神科)や、かかりつけの婦人科などで相談してみてください。

    専門家の助けを借りることは、決して恥ずかしいことではなく、ご自身を守るための賢明な選択です。

    誰かに話すことで、自分の「本当の気持ち」が見えてきます

    「こんなこと、誰に話していいかわからない」
    「話しても、どうせわかってもらえない」

    そう思って、ご自身の本当の気持ちに蓋をしてはいませんか?

    心の中に溜まったモヤモヤや虚しさは、信頼できるご友人やご家族、あるいは私たちのようなカウンセラーに「話す」ことで、驚くほど整理されていくことがあります。

    「ああ、私はこんな風に感じていたんだ」
    「本当は、こんなことを望んでいたんだ」

    言葉にして初めて、ご自身の「本当の気持ち」に気づくことも少なくありません。

    もし、周りの方に話しにくいと感じていたり、「とにかく一度、専門家にじっくり話を聞いてほしい」と思っていたりするなら、「たま お悩み相談室」はいつでもあなたのための場所です。

    あなたが感じている虚しさ、焦り、将来への不安…どんなことでも、否定せずに受け止めます。

    一緒に心の整理をしながら、あなたらしい「第二の人生」のヒントを探すお手伝いをさせてくださいね。

    まとめ:50代からが本番。あなたの人生、これからどう楽しみますか?

    ここまで、本当にありがとうございます。

    50代でふと「何をしても楽しくない」と感じてしまう、その背景にある心理と、そこから一歩踏み出すためのヒントを一緒に見てきました。

    今、あなたが感じている虚しさや無気力は、あなたの人生の「第一章」が終わり、新しい「第二章」が始まる前の、静かな「幕間(まくあい)」のようなものかもしれません。

    「何かを楽しまきゃ」と焦る必要は、もうありません。

    「誰かのために」頑張る時期は、もう十分すぎるほど過ごしてきました。

    これからは、あなた自身の心に耳を傾け、「あなたが」どうしたいかを一番に考えてあげる番です。

    「50代からが、あなたの人生の本番」です。

    昔好きだったことをもう一度始めるのもいいし、まったく新しいことを学ぶのもいい。

    あるいは、何もしない贅沢な時間を、心ゆくまで味わうのも素晴らしい選択です。

    あなたの「第二の人生」が、穏やかで、あなたらしい喜びに満ちたものになるよう、心から応援しています。


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