「最近、なんだかずっと気分が晴れない…」
「自分はカウンセリングが必要なのかな?」
「でも、これくらいで相談するのは『甘え』かもしれない…」
今、あなたはそんな風に、ご自身の心の状態と向き合いながら、一人で迷いや不安を抱えていらっしゃるかもしれませんね。
まず、一番にお伝えしたいことがあります。
そうやって「自分は大丈夫だろうか」と迷うこと、それ自体が、あなたの心が「少し疲れているよ」と教えてくれている大切なサインなんです。

それは、決して「甘え」や「弱さ」ではありません。
この記事では、「カウンセリングが必要な人」とはどんな状態なのか、客観的にご自身をチェックできる「心のサイン」や「体のサイン」、そして受診を考える「目安」について、私が詳しく解説していきます。
この記事を読み終えるころには、「あ、自分のこの状態、相談しても良いんだ」と安心し、次の一歩を踏み出すヒントが見つかっているはずですよ。

たま先生
『たま お悩み相談室』代表カウンセラー / 鍼灸師
『たま お悩み相談室』の代表として、夫婦関係・人間関係・人生の悩みなど、誰にも言えない気持ちに寄り添いながら、一人ひとりが“自分を大切にできる生き方”をサポートしています。
著書『40歳からの幸せの法則 ― 自分ファーストで心も時間も自由になる』
FM845にて10年以上、ラジオパーソナリティを務める
SNS総フォロワー数:3万人以上
Voicyにてラジオ配信中
- 1. 【セルフチェック】カウンセリングが必要な人が感じやすい「心のサイン」
- 1.1. 感情のサイン:わけもなく不安、落ち込み、イライラが続く
- 1.2. 思考のサイン:「自分ばかり責めてしまう」「何も考えられない」
- 1.3. 意欲のサイン:「好きだったことが楽しめない」「何もしたくない」
- 2. 体が教えてくれるSOS。「カウンセリングが必要かも」と考えるべき「体のサイン」
- 2.1. 睡眠の悩み:「眠れない」「起きられない」「寝ても疲れが取れない」
- 2.2. 食事や体調の変化:食欲がない(または食べ過ぎる)、原因不明の頭痛や腹痛
- 3. 日常生活での変化。周りの人が気づく「行動のサイン」
- 3.1. 仕事や家事での変化:集中できずミスが増える、やるべき事が手につかない
- 3.2. 対人関係の変化:人と会うのが億劫、ささいなことで喧嘩(けんか)してしまう
- 4. カウンセリングを考える「目安」は?日常生活への支障と期間
- 4.1. 目安①:辛い状態が「2週間以上」続いている
- 4.2. 目安②:「日常生活や仕事」に支障が出ていると感じる
- 5. カウンセリングは「病気の人」だけが行く場所ではありません
- 5.1. 「こんな悩みで…」は不要です。キャリアや人間関係の悩み
- 5.2. HSPや「自分の性格(生きづらさ)」を理解したい人も
- 6. 病院(精神科)とカウンセリングの違いとは?
- 6.1. 精神科・心療内科:「診断」と「薬物治療」が中心
- 6.2. カウンセリング:「対話」による心の整理と自己理解のサポート
- 6.3. どちらを選べばいいか迷ったら
- 7. 「カウンセリングが必要かも」と迷う今が、あなたにとっての相談タイミングです
【セルフチェック】カウンセリングが必要な人が感じやすい「心のサイン」

心の疲れは、自分では「気のせいかな」「疲れているだけかも」と見過ごしてしまいがちです。
まずは、最近のご自身の「心」の状態を、客観的にチェックしてみましょう。
こんなサインに心当たりはありませんか?
感情のサイン:わけもなく不安、落ち込み、イライラが続く
以前は気にならなかったようなことで、感情が大きく揺れ動いていませんか?
- 理由がはっきりしないのに、漠然とした不安や焦りを感じる
- ふとした瞬間に涙が出てくる、涙もろくなった
- なんだか気分がずっと落ち込んでいて、浮上してこない
- ささいなことでカッとなったり、イライラしやすくなったりした
思考のサイン:「自分ばかり責めてしまう」「何も考えられない」
頭の中がネガティブな考えでいっぱいになっていませんか?
- 「どうせ自分なんて」「全部自分が悪い」と自己否定ばかりしてしまう
- 物事を悪い方へ悪い方へと考えてしまう
- 頭にもやがかかったように、ぼーっとして集中できない
- 簡単な決断(例:今日の夕飯)ですら、なかなか決められない
意欲のサイン:「好きだったことが楽しめない」「何もしたくない」
以前は楽しんでやれていたことへの興味を失っていませんか?
- 大好きだった趣味(例:読書、音楽、ドラマ)が楽しめない
- 友達や家族と話すことすら億劫に感じる
- 朝、布団から出るのがとても辛い。「何もしたくない」と感じる
- 仕事や家事など、やるべきことに全く手がつかない
これらのサインは、決して「気持ちの問題」や「甘え」ではありません。
心が「少し休みたいよ」「助けてほしいよ」と送っている、大切なSOSのサインなんです。
体が教えてくれるSOS。「カウンセリングが必要かも」と考えるべき「体のサイン」

心と体はつながっています。
「気持ちは元気なつもり」でも、体が先にSOSをキャッチしていることも多いんです。
ご自身の「体」の状態も、優しくチェックしてあげてください。
睡眠の悩み:「眠れない」「起きられない」「寝ても疲れが取れない」
睡眠は、心の健康状態がとても現れやすい部分です。
- ベッドに入っても、なかなか寝付けない(入眠困難)
- 夜中や早朝に、何度も目が覚めてしまう(中途覚醒・早朝覚醒)
- たっぷり寝たはずなのに、全く疲れが取れた感じがしない
- 逆に、日中ずっと眠気が取れない、寝すぎてしまう
食事や体調の変化:食欲がない(または食べ過ぎる)、原因不明の頭痛や腹痛
ストレスがかかると、自律神経が乱れやすくなり、体に不調が出ることがあります。
- 食欲が全くわかない。好きだったものも食べたくない
- 逆に、不安やイライラを紛らわすように、食べ過ぎてしまう
- 病院で検査しても「異常なし」と言われるのに、頭痛、腹痛、めまい、動悸などが続く
- 体が鉛のように重く、だるさが抜けない
こうした体の不調は、「気合いが足りない」からではありません。
「これ以上、無理をしないで」という、体からの切実なメッセージなんですよ。
日常生活での変化。周りの人が気づく「行動のサイン」

ご自身では「頑張っているつもり」でも、心の疲れが行動に現れ、周りの人が「あれ?」と気づくこともあります。
こんな変化はありませんか?
仕事や家事での変化:集中できずミスが増える、やるべき事が手につかない
「いつもなら、やれていたはずなのに…」と、ご自身を責めてしまうかもしれませんね。
- 以前はしなかったような、ケアレスミスが増えた
- 仕事や家事の段取りが考えられず、効率が落ちた
- 遅刻や、約束の時間に間に合わないことが増えた
- やるべきことを後回しにしてしまい、溜め込んでしまう
対人関係の変化:人と会うのが億劫、ささいなことで喧嘩(けんか)してしまう
エネルギーが不足してくると、他者と関わることが大きな負担に感じることがあります。
- 友人からの誘いや連絡に返信する気力がない
- 一人でいる時間を、必要以上に求めるようになった
- 家族や親しい人に、ついイライラをぶつけてしまい、後で後悔する
- 人の目がいつも以上に気になり、びくびくしてしまう
これらの行動の変化もまた、「あなたが怠けている」からではなく、心がエネルギー不足になっているサインなんです。
カウンセリングを考える「目安」は?日常生活への支障と期間

ここまで「心」「体」「行動」のサインを見てきましたが、「こうしたサインがどのくらい続いたら、カウンセリングを考えるべき?」という点も気になりますよね。
もちろん、「辛い」と感じたらいつでも相談して良いのですが、一般的に言われる2つの「目安」をご紹介します。
目安①:辛い状態が「2週間以上」続いている
一時的な落ち込みは、誰にでもあります。
ですが、上記のような「心のサイン」や「体のサイン」が、特定の大きな出来事がなくても「2週間以上」ほぼ毎日続いている場合は、心がかなり疲弊している可能性があります。
「そのうち良くなるかも」と我慢しすぎず、専門家に相談することを考えてみてください。
目安②:「日常生活や仕事」に支障が出ていると感じる
これが最も重要な目安かもしれません。
- 「ミスが増えて、仕事に影響が出ている」
- 「朝起きられず、会社や学校に行けない日がある」
- 「家事がまったく手につかず、生活が回らない」
- 「人間関係のトラブルが続き、孤立しそう」
このように、ご自身で「まずいな」「日常生活がうまくいかないな」と感じるほどの「支障」が出ているなら、それは専門家の助けが必要なサインです。
一人で抱え込まず、ぜひ相談してください。
カウンセリングは「病気の人」だけが行く場所ではありません

「カウンセリングが必要な人」と聞くと、何か特別な「病気」や「心の病」と診断された人だけ、というイメージがあるかもしれませんね。
でも、それは大きな誤解なんです。
カウンセリングは、もっと気軽に、ご自身の「今」をより良くするために活用できる場所なんですよ。
「こんな悩みで…」は不要です。キャリアや人間関係の悩み
日常生活の中にある、ちょっとしたモヤモヤ、誰にでもありますよね。
そうした悩みこそ、カウンセリングのテーマになります。
- 「職場の人間関係がギスギスしていて、毎朝お腹が痛い」
- 「パートナーとの関係、このままで良いんだろうか」
- 「今の仕事は自分に合っている? 将来がなんとなく不安」
- 「親との関係が、昔からずっとしっくりこない」
「こんな悩みで相談するなんて大げさかな?」なんて思う必要は一切ありません。
「たま お悩み相談室」でも、こうしたキャリアや人間関係のお悩みで、ご自身の気持ちを整理するためにいらっしゃる方は、本当にたくさんいらっしゃいますよ。
HSPや「自分の性格(生きづらさ)」を理解したい人も
「病気」というほどではないけれど、なぜか「生きづらい」と感じている。
例えば、HSP(とても敏感な人)のように、ご自身の生まれ持った気質や性格について、「どう付き合っていけば良いんだろう」と悩んでいる方もいるでしょう。
カウンセリングは、そうしたご自身の特性を「診断」するためではなく、「理解」するために使うこともできます。
- 「どうして自分は、いつも他人の顔色ばかり伺ってしまうんだろう」
- 「HSPかもしれないけど、どうしたら楽に生きられる?」
- 「自分の『良いところ』が、自分ではよくわからない」
専門家であるカウンセラーと一緒に対話をすることで、客観的に自分自身を見つめ直し、自分の「取り扱い説明書」を作っていく。
そんな自己理解のためにも、カウンセリングはとても役立つのです。
病院(精神科)とカウンセリングの違いとは?

「カウンセリングが必要かも」と思った時、同時に「病院(精神科や心療内科)に行った方が良いのかな?」と迷う方も多いです。
どちらも大切な心のサポート機関ですが、役割が少し異なります。
精神科・心療内科:「診断」と「薬物治療」が中心
精神科や心療内科は、お医者様(医師)が診察をする「医療機関」です。(健康保険が使えます)
主な役割は2つです。
- 診断: あなたの状態が、医学的にどのような状態か(例:うつ状態、不安障害など)を「診断」します。
- 薬物治療: 眠れない、不安が強すぎる、といった辛い症状を和らげるための「お薬」を処方します。
まずは今ある辛い「症状」を、お薬の力も借りて和らげ、安定させることが得意な場所と言えます。
カウンセリング:「対話」による心の整理と自己理解のサポート
一方、カウンセリング(多くの場合は臨床心理士や公認心理師が担当)は、「医療機関」とは限りません。(「たま お悩み相談室」も医療機関ではないため、健康保険は使えません)
私たちカウンセラーは、お医者様のように「診断」をしたり、「お薬」を出したりすることはできません。
私たちの主な役割は「対話」です。
- あなたのお話をじっくりと、深くお聴きします。
- 混乱している気持ちを、一緒に整理します。
- なぜ今、そんなに辛いのか、その「背景」にあるもの(例:考え方のクセ、過去の経験、職場の環境など)を一緒に探っていきます。
- あなたが本来持っている「自分で回復する力」を引き出すお手伝いをします。
症状の「背景」にある悩みや生きづらさに、じっくり時間をかけて向き合うのが得意な場所です。
どちらを選べばいいか迷ったら
どちらが良い・悪いではなく、目的が違います。
先に病院(精神科・心療内科)を推奨するケース
「全く眠れない」「食事が喉を通らない」「朝、体が動かず起き上がれない」など、身体的な症状が非常に強く、日常生活がギリギリな場合。まずはお薬で体を休ませることを優先した方が良いかもしれません。
カウンセリングが適しているケース
「特定の悩み(人間関係、キャリア)がある」「自分の性格について考えたい」「誰かにこのモヤモヤをじっくり聴いてほしい」という場合。
もちろん、お医者様の治療を受けながら、カウンセリングで心の整理を併用する(両方利用する)方も、とても多くいらっしゃいます。
もし迷われたら、「たま お悩み相談室」のようなカウンセリング窓口に、まずは「こんな状態で、どちらに行けば良いか迷っています」と、そのままご相談いただくのも一つの方法ですよ。
「カウンセリングが必要かも」と迷う今が、あなたにとっての相談タイミングです

この記事をここまで読んでくださったあなたは、ご自身の心と真剣に向き合おうとされている、とても誠実な方なのだと思います。
「カウンセリングが必要な人」に、明確な線引きはありません。
あえて言うなら、「カウンセリングが必要かも」と迷っている、まさに“今”のあなたこそが、カウンセリングを必要としている人、なのかもしれません。
心が風邪を引く前に、「なんだか調子が悪いな」という早めの段階でケアをすることは、体と同じで、とてもとても大切なことです。
「こんな悩み、相談しても良いのかな…」
「『甘え』だと思われないかな…」
そんな不安は、どうかここに置いていってください。
「たま お悩み相談室」は、あなたのどんなお悩みも「些細なこと」とは決して思いません。
あなたが「相談しても良いのかな?」と迷っている、そのお気持ちごと、まるごと受け止めます。
まずはあなたのモヤモヤとしたお気持ちを、私、たまに話してみませんか?
あなたが安心して最初の一歩を踏み出せるよう、ここで待っていますね。


