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【東洋医学×ダイエット】40代・50代の「痩せない」は不調のサイン?巡りを整えて健康的な体を取り戻す方法

  • 「若い頃と同じ食事制限をしているのに、体重がびくともしない」
  • 「運動を頑張っても、疲れがたまるだけで痩せない」
  • 「痩せたいけれど、無理をするとすぐに体調を崩してしまう」

40代、50代を迎えて、こんなお悩みを感じていませんか?

年齢を重ねるにつれ、体重の数字以上に「体の重だるさ」や「冷え」「むくみ」といった不調が気になり始める方はとても多いです。

実は、その「痩せない」という悩み、脂肪がついていることだけが原因ではないかもしれません。

東洋医学の視点で見ると、ダイエットがうまくいかない背景には、体内の「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき ※一般的に水といわれます)」の巡りの悪さや、内臓機能の低下が隠れていることがよくあります。

つまり、痩せないのは「努力不足」ではなく、体が「本来の巡る力」を失っているサインとも考えられるのです。

この記事では、東洋医学のプロの視点から、40代・50代の女性が無理なく健康的に体を整え、結果として理想の自分に近づくための「養生(ようじょう)」の知恵をお伝えします。

辛い我慢や激しい運動は必要ありません。まずはご自身の体質を知り、体の内側から整えることから始めましょう。

監修者
たま先生(中森万美子)の写真

中森万美子鍼灸院 院長

たま先生(中森万美子)

鍼灸師・心理カウンセラー。「心身一如」を掲げ、東洋医学(体)と心理学(心)の両面から、40代以降の更年期・自律神経の悩みに寄り添う。
FM845パーソナリティや歌手としても活動し、その声と人柄はSNS総フォロワー4万人超に支持されている。著書『40歳からの幸せの法則』。

目次

40代・50代が「痩せにくい」根本原因を東洋医学で紐解く

なぜ、大人になるとこれほどまでに痩せにくくなるのでしょうか?

西洋医学的には「基礎代謝の低下」や「ホルモンバランスの変化」と言われますが、東洋医学ではもう少し深く、体全体のバランスの乱れとして捉えます。

カロリー制限・激しい運動が逆効果?更年期世代が陥るダイエットの罠

「痩せるためには、摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やせばいい」

このセオリーは、エネルギーが満ち溢れている若い世代には有効かもしれません。しかし、家事や仕事、介護などで日々エネルギーを消耗している40代・50代の女性にとって、極端な食事制限やハードな筋トレは、かえって逆効果になることがあります。

東洋医学では、生命活動のエネルギー源を「気(き)」と呼びます。

食事を極端に減らすことは、この「気」を生み出す材料(水穀の精微)を絶つことになり、さらに代謝を落としてしまう原因になりかねません。また、激しすぎる運動は、なけなしの「気」を消耗し、体を疲れさせて「老け込み」を加速させてしまうリスクさえあるのです。

「代謝が落ちた」の正体は?東洋医学で見る「気・血・水」の滞り

東洋医学では、健康な体は「気(エネルギー)・血(栄養)・津液(潤い)」の3つの要素がバランスよく体内を巡ることで保たれていると考えます。

更年期世代になると、この3つの巡りが悪くなりがちです。

  • 気が不足して代謝スイッチが入らない(気虚:ききょ)
  • ドロドロした古い血が滞る(瘀血:おけつ)
  • 余分な水分が排出できずに溜め込まれる(痰湿:たんしつ/水毒)

これらが原因で、老廃物や水分が体に溜まり、「固太り」や「水太り」といった状態を引き起こしやすくなります。これが、いわゆる「代謝が落ちた」と感じる状態の正体の一つです。

痩せることより「整える」こと。五臓(内臓)と胃腸のケアが鍵

では、どうすればこの悪循環を断ち切れるのでしょうか?

その鍵は、消化吸収を司る「脾(ひ=胃腸)」や、エネルギーの貯蔵庫である「腎(じん)」などの「五臓(内臓)」を元気にすることにあります。

特に胃腸(脾)は、食べたものからエネルギー(気)を作り出し、全身に栄養(血)を送り出し、余分な水分(津液)を排出する要(かなめ)の臓器です。

まずは「痩せる」ことを目的にするのではなく、弱った内臓をいたわり、体の機能を「整える」ことを最優先にしましょう。巡りが整えば、余分なものは自然と排出され、体は健康的な状態へと戻っていくことが期待できます。

【東洋医学タイプ診断】あなたの「巡らない」原因はどれ?気血水チェック

一言で「太っている」と言っても、東洋医学ではその原因によって対処法が全く異なります。

まずはご自身がどのタイプに当てはまるか、チェックしてみましょう。

【気虚(ききょ)タイプ】エネルギー不足で溜め込む・下半身ぽっちゃり型

エネルギー(気)が不足し、代謝機能が低下していると考えられるタイプです。

特徴

  • 食事量は多くないのに太る
  • 疲れやすく、日中も眠い
  • 筋肉が柔らかく、たるんでいる(特に下半身)
  • 風邪を引きやすい
  • 舌の縁に歯形がついている

原因

胃腸が弱く、食べたものをエネルギーに変える力が不足しています。「燃やす力(推動作用)」がないため、余分なものが蓄積しやすい状態です。

【湿痰(しつたん)タイプ】余分な水が停滞する・むくみ重だる型

体内の水分代謝が悪く、余分な水や汚れ(痰湿)が溜まっていると考えられるタイプです。

特徴

  • 色白で水太りしている
  • 夕方になると靴がきつい、顔がむくむ
  • 体が重だるく、雨の日に不調になりやすい
  • 痰が出やすい、めまいがすることがある
  • 脂っこいものや甘いものが好き

原因

胃腸の水分処理能力が落ちていたり、冷たいものの摂りすぎで体に「湿(余分な水分)」を溜め込んでいます。

【瘀血(おけつ)タイプ】血の巡りが悪く老廃物が溜まる・固太り型

血流が悪く、栄養が隅々まで届かず、老廃物の回収が滞っていると考えられるタイプです。

特徴

  • 体がつまって固太りしている
  • 肩こりや頭痛がひどい
  • 顔色がくすんでいる、目の下にクマができやすい
  • 生理痛が重い、経血に塊が混じる
  • 冷えのぼせがある

原因

運動不足や冷え、ストレスなどで血流が滞っています。代謝が悪く、肌トラブルなども出やすいタイプです。

【気滞(きたい)タイプ】ストレスで巡りが止まる・張り型

ストレスにより「気」の巡りが滞り、体の機能がスムーズに働かないタイプです。

特徴

  • ストレスを感じると過食、または食欲不振になる
  • お腹や胸が張って苦しい
  • イライラしやすく、情緒不安定
  • ゲップやガスが多い
  • 体重の増減が激しい

原因

自律神経(肝)の乱れが、胃腸(脾)の働きを阻害しています。巡りが詰まっているため、一時的にパンパンに張ったような状態になりがちです。

無理なダイエットは卒業!体質別・巡りを良くする「養生」の実践

ご自身のタイプは見つかりましたか?

原因が違えば、解決策も違います。ここからは、東洋医学の「養生(ようじょう)」の考え方を取り入れた、体に優しい実践法をご紹介します。

【食事の養生】胃腸をいたわり「湿(余分な水分)」を溜めない習慣

40代・50代の全てのタイプに共通して大切なのが、「胃腸を冷やさない」ことです。

ダイエットのためにと、生野菜のサラダやスムージー、冷たいお水をたくさん摂っていませんか?

これらは胃腸を冷やし、消化機能を低下させ、かえって「湿(余分な水分)」を溜め込む原因になることがあります。

  • 基本:加熱調理した温かいものを中心に食べる。よく噛んで食べる。
  • 気虚タイプ:芋類、穀類、鶏肉など、気を補う食材をしっかり摂る。
  • 湿痰タイプ:利尿作用のある小豆、ハトムギ、海藻類を摂り、甘いものや脂っこいものを控える。
  • 瘀血タイプ:玉ねぎ、ニラ、青魚など巡りを良くする食材や、体を温める生姜などを活用する。
  • 気滞タイプ:柑橘類やシソ、ミントなど香りの良い食材で気の巡りをサポートする。

【生活の養生】睡眠と呼吸で「気(エネルギー)」を養い、巡らせる

「気」は、寝ている間に作られ、呼吸によって巡ります。

睡眠不足は「気虚」を招き、浅い呼吸は「気滞」を招くと言われています。

睡眠

日付が変わる前に布団に入りましょう。質の良い睡眠は、成長ホルモンの分泌を促し、体の修復や代謝をサポートすると言われています。

呼吸

1日数回、深い深呼吸を意識しましょう。特に吐く息を長くすることで、リラックスモード(副交感神経優位)になり、気血の巡りがスムーズになります。

【ツボ押し養生】滞りをスムーズにするおすすめのセルフケア

毎日のちょっとした時間に、巡りを助けるツボを押してみましょう。

足三里(あしさんり)

胃腸の働きを整え、気を補う万能ツボ。膝のお皿の外側から指4本分下がったところ。

三陰交(さんいんこう)

冷え、むくみ、女性特有の悩みに。内くるぶしの中心から指4本分上がった骨の際。

太衝(たいしょう)

ストレス(気滞)を流し、巡りを良くする。足の親指と人差し指の骨が交わるところ。

激しい運動は不要!「経絡(けいらく)」を伸ばして体の内側から整える

「食事や生活習慣を変えるのは大切だけど、運動もしなきゃ…でも苦手…」

そう思っている方に朗報です。

東洋医学的な体作りにおいては、息が切れるような激しい運動は必ずしも必要ありません。むしろ、大人世代に必要なのは「経絡(けいらく)」を意識した深いストレッチです。

筋トレよりも「巡り」!大人世代に必要なのは内臓機能の活性化

筋肉を鍛えて代謝を上げることも大切ですが、その前段階として、筋肉が硬く縮こまっていては、気血が十分に流れません。

特に、加齢とともに体は硬くなり、関節の可動域も狭くなります。この状態で無理に動かしても、怪我の原因になったり、さらに体を緊張させて巡りを悪くしてしまいます。

大切なのは、筋肉の奥深くにある「気血の通り道」を開通させてあげることです。

体の深部にある「経絡」にアプローチするストレッチのメカニズム

東洋医学では、全身に「経絡(けいらく)」というエネルギーのルートが張り巡らされていると考えます。経絡は内臓(五臓六腑)と繋がっています。

例えば、「胃の経絡」は足の前側を通っています。「脾の経絡」は足の内側を通っています。

これらの経絡を意識してゆっくりと伸ばす(ストレッチする)ことで、単に筋肉をほぐすだけでなく、繋がっている内臓の働きにアプローチすることができるのです。

内臓が元気になれば、代謝機能が整い、溜め込んでいた老廃物や水分の排出がスムーズになることが期待できます。

1日10分、自分をいたわる時間が「痩せやすい健康な体」を作る

この「経絡ストレッチ」は、リラックスしながら行うことがポイントです。

痛みを感じるほど頑張る必要はありません。深い呼吸とともに、自分の体の感覚に耳を傾けながら、気持ちよく伸ばす。

それは、日々頑張っている自分の体と心をいたわる「養生」の時間そのものです。

心身の緊張が解け、気血が全身を巡り始めると、体がポカポカと温まり、自然と巡りの良い体質へと変わっていくでしょう。

心身の巡りを整える「たま式 養生経絡ストレッチ」で健康な土台作り

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

東洋医学のアプローチが、単なる「減量」ではなく、「心身の調和」を目指すものであることが伝わりましたでしょうか?

私が主宰する「たま式 養生経絡ストレッチ」は、まさにこの理論をベースにした、40代〜60代の女性のためのプログラムです。

ダイエットプログラムではありません。「不調を手放す」ためのレッスン

誤解のないようにお伝えしますが、私のレッスンは「短期間で〇kg痩せる!」といったダイエットプログラムではありません。

目的はあくまで、東洋医学の知恵を使って、更年期世代特有の悩み(冷え、むくみ、イライラ、不眠、重だるさなど)と向き合い、毎日をご機嫌に過ごせる体と心を作ることです。

東洋医学×ストレッチで心も体もスッキリ!結果として体型も整う

しかし、受講されている生徒さんからは、嬉しいご報告をたくさんいただきます。

  • 「よく眠れるようになって、朝のすっきり感が違う」
  • 「お腹周りが軽くなった気がする」
  • 「体が温かくなり、心地よく過ごせるようになった」

※個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

これらは、経絡ストレッチによって気血水の巡りが整い、内臓機能が高まった結果、体が本来の健康な状態へと向かっているサインだと言えます。

「たま式」では、難しいポーズは行いません。オンラインで自宅にいながら、私と一緒にゆっくりと体を動かし、自分の体を慈しむ時間を作ります。

まずは自分の体質を知ることから!体験レッスンで「養生」を始めよう

  • 「自分の体質がよく分からない」
  • 「どの経絡を伸ばせばいいのか知りたい」
  • 「一人では続けられるか不安」

そんな方は、ぜひ一度体験レッスンにいらしてください。

東洋医学のプロである私が、あなたの体の声を一緒に聴き、今のあなたに必要な養生のアドバイスをさせていただきます。

無理に痩せようとするのではなく、体を整えることで、自然と美しさと健康を手に入れる。

そんな「大人の養生」を、今日から始めてみませんか?

あなたにお会いできることを、心より楽しみにしています。

「たま式 養生経絡ストレッチ」の詳細はこちら

参考資料

『基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書 オールカラー版』(ナツメ社)
監修:平馬直樹、浅川要、辰巳洋


体が整うことで、心も整う
たま式 養生経絡ストレッチ
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