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60代「なんのために生きてるのかわからない」あなたへ。心の空虚感は身体からのサインかもしれません

ふとした瞬間に、「私、なんのために生きてるんだろう?」という問いが頭をよぎることはありませんか?

今まで当たり前のようにこなしてきた日常が急に色あせて見えたり、胸にぽっかりと穴が開いたような虚しさを感じたり。

もし今、あなたがそんな気持ちを抱えているとしても、どうかご自分を責めないでください。

私の鍼灸院や相談室にも、同じような悩みを抱える60代の方がたくさんいらっしゃいます。

この感覚は、決してあなたが弱いからではありません。

人生を一生懸命走り続けてきたからこそ訪れる、心と身体の「転換期」のサインなのです。

今日は、東洋医学のプロとしての視点から、その辛い気持ちの正体と、少しだけ心が軽くなるヒントをお話ししますね。

監修者
たま先生(中森万美子)の写真

中森万美子鍼灸院 院長

たま先生(中森万美子)

鍼灸師・心理カウンセラー。「心身一如」を掲げ、東洋医学(体)と心理学(心)の両面から、40代以降の更年期・自律神経の悩みに寄り添う。
FM845パーソナリティや歌手としても活動し、その声と人柄はSNS総フォロワー4万人超に支持されている。著書『40歳からの幸せの法則』。

なぜ60代で「なんのために生きてるのかわからない」と感じるのか

若い頃は「忙しさ」が生きる意味を考える隙を与えてくれなかったかもしれません。

しかし、60代という年代は、環境も身体も大きく変化する時期です。まずはその原因を紐解いてみましょう。

定年や子育て終了による「役割の喪失感」とアイデンティティ

多くの60代の方が直面するのが、「役割」の変化です。

仕事一筋だった方は定年退職によって「会社人としての自分」を、子育て中心だった方は子供の自立によって「親としての自分」を、急に手放すことになります。

「誰かのために」「何かのために」必要とされることが、これまでのアイデンティティだった場合、それがなくなった途端に「じゃあ、私は何者なの?」という迷子のような感覚に陥ってしまうのです。

これは「空の巣症候群」や「燃え尽き症候群」とも呼ばれ、とても大きなストレス要因となります。

東洋医学で見る60代の心と体(腎虚と気の停滞)

東洋医学には「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があり、心と体はつながっていると考えます。

心が元気がない時は、体のエネルギーも不足していることが多いのです。

60代は、東洋医学でいう「腎(じん)」の力が弱まり始める時期でもあります。「腎」は生命力の源。ここが弱まると(腎虚)、気力や意欲が湧きにくくなり、将来への不安を感じやすくなります。

また、悩みすぎて考えが巡りすぎると「気(エネルギー)」の流れが滞り、胸が詰まるような苦しさを感じやすくなります。

つまり、「なんのために生きてるのかわからない」という感覚は、性格の問題ではなく、身体的なエネルギー不足や気の巡りの悪さが影響している可能性が高いのです。

それは病気ではなく人生の「転換期」です

この虚無感は、うつ病などの病気の前兆ではないかと不安になる方もいるかもしれません。

もちろん専門医への相談が必要な場合もありますが、多くの場合、これは人生の「第二章」へ進むための準備期間、いわば「サナギ」の状態です。

今まで外側(仕事や家族)に向いていたエネルギーを、内側(自分自身)に向けるための大切な転換期。

今は無理に動こうとせず、羽を休める時期だと捉えてみてください。

生きる意味がわからなくなった時に「やってはいけない」こと

焦りや不安から、ついやってしまいがちな行動があります。

でも、今のあなたにとって逆効果になることもあるので注意が必要です。

焦って無理に新しい趣味や仕事を探そうとする

「暇だから余計なことを考えるんだ」と、あわてて習い事を始めたり、再就職先を探したりしていませんか?

エネルギーが枯渇している時に無理にエンジンをふかしても、ガス欠を起こして余計に疲れてしまいます。

「生きがいを見つけなきゃ」というプレッシャーが、かえって自分を追い込んでしまうのです。

「自分はダメだ」と責めて一人で抱え込む

「みんなは充実しているのに、自分だけ取り残されている」「こんなことで悩むなんて情けない」

そうやって自分を責めるのは、一番のNG行為です。

自分を責める思考は、ただでさえ少ない「気」をさらに消耗させてしまいます。

頭だけで考えすぎて体を置き去りにする

生きる意味が見つからない時、人はどうしても頭の中で答えを探そうとします。

「なぜ?」「どうして?」と自問自答を繰り返すと、脳がオーバーヒートして、頭に熱がこもり(のぼせ)、逆に手足などの末端は冷えてしまいます。

頭でっかちの状態は、ますます「わからなさ」を加速させてしまうのです。

生きる気力を取り戻す第一歩は「心を整える」より「体を整える」こと

では、どうすればこのトンネルから抜け出せるのでしょうか?

カウンセラーであり鍼灸師でもある私がおすすめするのは、「心からアプローチするのではなく、体からアプローチする」という方法です。

心と体はつながっている「心身一如(しんしんいちにょ)」の考え方

先ほどお話しした通り、心と体はセットです。

心がガチガチに固まっている時、体もまた強張って緊張していませんか?

逆に言えば、体を物理的に緩めてあげれば、心も自然と緩んでくるのです。

「生きる意味」なんて難しいことを考える前に、まずは「身体が心地よいと感じる状態」を作ってあげることが先決です。

呼吸が浅くなっていませんか?気の巡りと感情の関係

悩んでいる時、人は無意識に呼吸が浅く、速くなっています。

呼吸が浅いと、体中に十分な酸素や気が巡らず、不安感が増幅します。

深くゆったりとした呼吸をするだけで、自律神経が整い、「なんとかなるかも」という安心感が生まれやすくなります。

60代からは「頑張る」動きよりも「緩める」動きが大切

これまでの人生は、筋肉を使って「頑張る」「力を入れる」ことが多かったかもしれません。

でも、これからの60代に必要なのは、余分な力を抜いて「緩める」ことです。

ガチガチに固まった関節や筋肉を優しくほどいていくことで、滞っていた気が巡り出し、本来の生きる力が湧いてきます。

60代女性の心と体を癒やす「たま式 養生経絡ストレッチ」

もし、あなたが「体を整えたいけれど、激しい運動は苦手」「一人ではどうしても考え込んでしまう」と感じているなら、私が開催しているオンラインレッスンに参加してみませんか?

東洋医学の知識をベースにしたオリジナルの経絡ストレッチとは

「たま式 養生経絡ストレッチ」は、単に筋肉を伸ばすだけの体操ではありません。

鍼灸師の視点から、全身に流れるエネルギーの通り道である「経絡(けいらく)」を意識して動かす、オリジナルのメソッドです。

難しいポーズはありません。自分の体の声を聞きながら、滞った気を流していきます。

1回60分、呼吸に合わせてゆっくり体を伸ばし「気」を巡らせる

レッスンは1回60分。オンライン(Zoom)で行います。

呼吸に合わせてゆっくりと体を動かすことで、頭に溜まった熱を下ろし、全身のバランスを整えます。

終わった頃には、モヤモヤしていた頭がスッキリとし、体がポカポカと温まっているのを感じていただけるはずです。

40代~60代の女性が参加中!オンラインで自宅から心身リフレッシュ

現在、40代から60代を中心とした多くの女性が参加されています。

「なんのために生きてるのかわからない」と悩んでいた方が、体を動かすことで「久しぶりにぐっすり眠れた」「なんとなく気持ちが前向きになった」と笑顔を取り戻されています。

ご自宅から気軽に参加できますので、無理に出かける必要もありません。

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まとめ:60代は第二の人生のスタート。まずはご自身の体を慈しみましょう

「なんのために生きてるのかわからない」

そう感じるのは、あなたがこれまで一生懸命生きてきた証であり、次のステージへ進むための準備をしている証拠です。

答えを急いで探す必要はありません。

まずは、ご自身の体を優しくいたわり、緩めてあげてください。

身体が整えば、自然と心も整い、霧が晴れるように「やりたいこと」や「楽しみ」が見えてくるはずです。

一人で抱え込まず、たま先生と一緒に、心と体をほぐしていきましょうね。


体が整うことで、心も整う
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