55歳。子育てが一段落し、ふと自分の時間ができる一方、親の介護やご自身の体調の変化、セカンドキャリアのことなど、「これからの生き方」について漠然とした不安を感じやすい時期ですよね。
これまで「誰かのために」と忙しく過ごしてきた分、いざ自分のことを考えると「何から始めればいいの?」と戸惑ってしまう…。
そのように「これからの生き方」に迷うのは、決してあなただけではありません。
その不安は、人生の「第2章」をより良く生きるための大切なサインです。
この記事では、55歳という節目を迎えた女性が、不安を「楽しみ」に変えるヒントを、「役割の変化」「健康」「経済」「生きがい」の4つの視点から一緒に考えていきます。

たま先生
『たま お悩み相談室』代表カウンセラー / 鍼灸師
『たま お悩み相談室』の代表として、夫婦関係・人間関係・人生の悩みなど、誰にも言えない気持ちに寄り添いながら、一人ひとりが“自分を大切にできる生き方”をサポートしています。
著書『40歳からの幸せの法則 ― 自分ファーストで心も時間も自由になる』
FM845にて10年以上、ラジオパーソナリティを務める
SNS総フォロワー数:3万人以上
Voicyにてラジオ配信中
- 1. 55歳という転機。「これからの生き方」に悩むのはあなただけ?
- 1.1. 多くの55歳女性が感じる「役割」「健康」「経済」の不安
- 1.1.1. 「役割」の変化への不安
- 1.1.2. 「健康」への不安
- 1.1.3. 「経済」への不安
- 1.2. その不安は「新しい生き方」を見つける大切なサイン
- 2. 「役割の変化」を受け入れ、新しい自分を見つける生き方
- 2.1. 「空の巣症候群」を乗り越え、自分時間を楽しむ心の持ち方
- 2.2. 親の介護と「私の人生」を上手に両立させるには
- 2.3. 55歳からのセカンドキャリアと「これからの働き方」
- 2.3.1. 経験を活かす
- 2.3.2. 新しい挑戦
- 2.3.3. 社会貢献
- 3. 心と体の変化と上手に付き合う、健やかな生き方
- 3.1. 55歳からは頑張りすぎない。健康寿命を延ばす運動習慣
- 3.1.1. 「頑張る」運動から「楽しむ」運動へ
- 3.1.2. 「足腰」を意識する
- 3.1.3. 「疲れたら休む」を徹底する
- 3.2. 年齢を重ねた今だからこそ。私らしい美容とファッション
- 4. 55歳から備える。「経済的」な不安を安心に変える方法
- 4.1. 「老後資金」は足りる? 家計の棚卸しと見直しポイント
- 4.1.1. 1. 「ねんきん定期便」を確認する
- 4.1.2. 2. これからの支出を書き出す
- 4.1.3. 3. 現状の資産をチェックする
- 4.2. いつまで働く?これからの働き方と資産計画
- 4.2.1. 「あといくら必要か」で働き方を決める
- 4.2.2. 「iDeCo」や「NISA」を検討する
- 5. 「生きがい」と「人間関係」を再構築し、人生を豊かにする生き方
- 5.1. 「何をしたらいいか分からない」を卒業。夢中になれる趣味の見つけ方
- 5.1.1. 「学び直し」をしてみる
- 5.1.2. 「体を動かす」ことを始める
- 5.1.3. 「表現する」趣味を持つ
- 5.2. 子どもが巣立った後の「夫婦関係」を見直すヒント
- 5.2.1. お互いの「これから」を話してみる
- 5.2.2. 「共通の趣味」と「それぞれの時間」を持つ
- 5.2.3. 「ありがとう」を言葉にする
- 5.3. 孤独を感じる前に。新しいコミュニティ・居場所の探し方
- 5.3.1. 「趣味」で繋がる
- 5.3.2. 「地域」で繋がる
- 5.3.3. 「働く」で繋がる
- 6. 55歳からの「これからの生き方」に迷ったら
- 6.1. そのモヤモヤ、一人で抱え込んでいませんか?
- 6.2. 『たま お悩み相談室』であなたの「生き方」を一緒に見つけましょう
- 7. まとめ:55歳は「第2章の始まり」。あなたらしい生き方を見つけよう
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55歳という転機。「これからの生き方」に悩むのはあなただけ?
55歳を迎え、「これから」について考えると、胸がモヤモヤしたり、急に心細くなったり…。
そんなことはありませんか?
でも、安心してください。そのように悩んでいるのは、あなた一人ではないんですよ。
多くの55歳女性が感じる「役割」「健康」「経済」の不安

私の相談室でも、55歳前後の女性から寄せられるお悩みには、共通する3つの不安があります。
「役割」の変化への不安
子どもが手を離れ「母親としての役割が終わった」と感じる寂しさ。一方で、親の介護が始まり「今度は介護者としての役割?」というプレッシャー。
「健康」への不安
「最近、本当に疲れやすくなった」「更年期かしら…」といった体調の変化。体力的な衰えを実感し、この先の健康面が心配になる。
「経済」への不安
「老後資金、今のままで足りる?」「夫の定年も近いし、私はいつまで働くべき?」といった、お金に関する現実的な心配ごと。
これらの不安は、多くの方がこの時期に直面する、とても自然な感情です。
その不安は「新しい生き方」を見つける大切なサイン

大切なのは、これらの不安を「もう年だから…」とネガティブに捉えすぎないことです。
私はいつも、「その不安は、あなたの人生が新しいステージに進むための『お知らせ』ですよ」とお伝えしています。
「誰かのために」と無我夢中で走ってきた足を一度止め、「これからは自分のために、どう生きていこう?」と、自分自身に問いかける時間を与えられたサインなのです。
不安を感じるからこそ、私たちは立ち止まり、準備をすることができます。
55歳は、これまでの経験を活かしながら、これからの人生を「自分軸」でデザインし直す、絶好のチャンスなんですよ。
「役割の変化」を受け入れ、新しい自分を見つける生き方

55歳は、「母」や「妻」、あるいは「キャリア女性」といった、これまで当然だった「役割」が大きく変わる時期です。
それは不安でもありますが、同時に、新しい自分を見つけるチャンスでもあります。
「空の巣症候群」を乗り越え、自分時間を楽しむ心の持ち方
子どもが独立し、家が急に静かになると、心にぽっかり穴が空いたように感じる「空の巣症候群(エンプティネスト症候群)」。
これは、それだけ一生懸命子育てをしてきたという証拠です。
まずは「寂しい」と感じるご自身の気持ちを、そのまま受け止めてあげてください。
その上で、これからは「自分を一番に」ケアする時間を取り戻しましょう。
「〜しなければならない」という役割から解放されたのですから、「〜したい」という自分の心の声に耳を澄ませてみてください。
- 行ってみたかったカフェで、ゆっくりランチをしてみる。
- 昔好きだった趣味(読書、映画鑑賞、手芸など)を再開してみる。
- まずは小さな「自分へのご褒美」から始めてみましょう。
親の介護と「私の人生」を上手に両立させるには

子育てが一段落したと思ったら、今度は親の介護が始まる…。
「私の人生、いつになったら自分のために生きられるの?」と、ため息が出ることもあるかもしれません。
大切なのは、「一人で抱え込まないこと」です。
介護は、愛情だけでは乗り切れない、長期戦になることも多いです。
55歳からのあなたの人生を守るためにも、「上手に手を抜く」ことを意識してください。
- ケアマネージャーさんに相談し、使える公的サービスは積極的に利用する。
- 兄弟姉妹がいるなら、役割分担を明確に話し合う。
- 「介護者(ケアラー)である自分」の心と体の健康も、介護と同じくらい大切にする。
自分を犠牲にしすぎない生き方が、結果的に介護を長続きさせるコツにもなります。
55歳からのセカンドキャリアと「これからの働き方」

「定年」という言葉が見え始め、働き方に悩む方も多いでしょう。
55歳からのセカンドキャリアは、「収入のためだけ」ではなく、「社会との繋がり」や「生きがい」を見つける大切な場にもなります。
経験を活かす
これまで培ってきたスキルや経験を活かし、パートタイムや業務委託など、負担の少ない形で働く。
新しい挑戦
体力的な負担は少ないけれど、人と接するのが好きな「カフェの店員」や「受付業務」など、全く新しい分野に挑戦してみる。
社会貢献
収入は多くなくても、NPOやボランティア活動など、「誰かの役に立つ」ことを働きがいにしてみる。
「フルタイムで働かなくては」という思い込みを手放し、ご自身の体力や「これからの生き方」に合った働き方を探してみましょう。
心と体の変化と上手に付き合う、健やかな生き方
55歳は、更年期の影響もあり、心と体の両面で変化を感じやすい時期。「昔はもっと動けたのに…」と落ち込むこともあるかもしれません。
でも、それは自然なこと。これからは「今の自分」に合った、優しいケアが必要です。
55歳からは頑張りすぎない。健康寿命を延ばす運動習慣

大切なのは「体力づくり」よりも「健康寿命(元気に自立して生活できる期間)」を延ばすことです。
「頑張る」運動から「楽しむ」運動へ
ジムでハードなトレーニングをする必要はありません。
天気の良い日に30分散歩する、好きな音楽に合わせてストレッチするなど、「心地よい」と感じることを続けましょう。
「足腰」を意識する
家の中でも、階段を使ったり、少し大股で歩いたり。
「自分の足でどこへでも行ける」体力を維持することが、これからの生き方の自由度に直結します。
「疲れたら休む」を徹底する
若い頃のように無理は禁物です。
自分の体の声を聞き、「休む」ことも大切な健康管理だと心得ましょう。
年齢を重ねた今だからこそ。私らしい美容とファッション

「もう55歳だから…」と、オシャレを諦めていませんか?
確かに、体型や肌質の変化で、似合う服が変わってくることはあります。
でも、55歳は「若作り」から卒業し、「自分らしさ」で輝ける時期です。
「隠す」から「活かす」へ
シワや白髪を隠すことばかりに目を向けるのではなく、素敵なスカーフで首元を彩ったり、思い切ってグレイヘアを楽しんだり。今のあなただからこそ出せる「品」や「清潔感」を大切にしましょう。
「量より質」を意識する
ファストファッションも素敵ですが、上質な素材のセーターや、履き心地の良い靴など、「少しだけ良いもの」を身につけると、自然と背筋が伸びて気持ちも華やぎます。
年齢を重ねたからこそ似合う色やスタイルがあります。ぜひ、新しい「私らしいオシャレ」を見つけることを楽しんでください。
55歳から備える。「経済的」な不安を安心に変える方法
「老後2,000万円問題」なんて言葉もありましたし、お金の不安は尽きないですよね。「これからの生き方」を考える上で、お金の不安は真っ先に解消しておきたいもの。
55歳の今からできる、具体的な一歩を踏み出しましょう。
「老後資金」は足りる? 家計の棚卸しと見直しポイント

まずは「いくら必要なのか」を把握することから。不安の正体は「分からない」ことにある場合が多いんです。
1. 「ねんきん定期便」を確認する
将来いくら年金がもらえるのか、ご夫婦の分を合わせて把握しましょう。これが「土台」になります。
2. これからの支出を書き出す
60歳以降、65歳以降の生活費をシミュレーションします。食費や光熱費などの基本生活費に加え、家のリフォーム代、医療費、趣味や旅行の費用なども忘れずに。
3. 現状の資産をチェックする
預貯金、保険、退職金(見込み額)など、今ある資産を全て書き出します。
「支出」から「年金収入」を引き、足りない分を「資産」で賄えるか。
この「棚卸し」を一度しっかり行うだけで、「何をすべきか」が明確になり、漠然とした不安が消えていきますよ。
いつまで働く?これからの働き方と資産計画

家計の棚卸しで見えた「足りない分」をどう補うか。それが「これからの働き方」の指針になります。
「あといくら必要か」で働き方を決める
もし「月あと5万円」必要なら、扶養内のパートで十分かもしれません。
もし「あと500万円」必要なら、65歳まで契約社員で働く、という選択肢も見えてきます。
「iDeCo」や「NISA」を検討する
もし資産に余裕がある、またはこれから数年働くのであれば、税制優遇のある「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「NISA(ニーサ)」の活用も検討しましょう。
55歳からでも遅くはありません。
大切なのは、「健康」のセクションでもお話しした通り、無理のない範囲で働くことです。
お金のために健康を害しては本末転倒。55歳からは、「生きがい」と「収入」のバランスが取れた働き方を見つけることが大切です。
「生きがい」と「人間関係」を再構築し、人生を豊かにする生き方
自分の時間が増えたからこそ、「何をして過ごすか」「誰と過ごすか」が、これからの人生の豊かさを大きく左右します。
55歳は、新しい「生きがい」や「人間関係」を見つける絶好のタイミングです。
「何をしたらいいか分からない」を卒業。夢中になれる趣味の見つけ方

「いざ時間ができても、何をしていいか分からない」という方は、とても多いんですよ。
そんな時は、難しく考えず、小さな「やってみたい」から試してみましょう。
「学び直し」をしてみる
昔やりたかった語学の勉強、資格の取得、あるいは「もう一度大学で学んでみたい」というのも素敵です。今はオンライン講座も充実しています。
「体を動かす」ことを始める
ヨガ、ピラティス、軽いハイキング、市民プールでの水泳など。健康維持と趣味を兼ねられます。
「表現する」趣味を持つ
絵を描く、楽器を習う、ブログを書いてみる、写真を撮るなど。「インプット」だけでなく「アウトプット」する趣味は、日々に張り合いが出ますよ。
大切なのは「続くかどうか」より「心がワクワクするか」どうかです。
まずは体験レッスンなどに気軽に参加してみるのがおすすめですよ。
子どもが巣立った後の「夫婦関係」を見直すヒント

子どもが独立し、夫婦二人の時間が戻ってきます。「定年後、一日中顔を合わせるのが不安…」と感じる方もいるかもしれません。
これは、これまでの「父」と「母」という役割から、一人の「夫」と「妻」、あるいは「人生のパートナー」として、関係性を「再構築」するチャンスです。
お互いの「これから」を話してみる
「これからどんな風に働きたいか」「どこに旅行に行きたいか」「どんな暮らしがしたいか」。改めて、お互いの価値観を共有してみましょう。
「共通の趣味」と「それぞれの時間」を持つ
一緒に楽しむこと(共通の散歩や旅行など)を見つけつつ、お互いが干渉しすぎない「一人の時間」も尊重することが大切です。
「ありがとう」を言葉にする
当たり前になっていたことにも、「ありがとう」と意識して伝えてみましょう。小さな感謝の積み重ねが、穏やかな関係を作ります。
孤独を感じる前に。新しいコミュニティ・居場所の探し方

子どもや仕事中心の生活だった方は、ふと「社会との繋がり」が減ったように感じ、孤独感を覚えることがあります。
55歳からは、家庭や職場以外に、「第3の居場所(コミュニティ)」を持つことが心の安定に繋がります。
「趣味」で繋がる
先ほどの趣味のサークルや習い事は、絶好のコミュニティの場です。同じ「好き」を持つ仲間とは、年齢や立場を超えて話しやすいものです。
「地域」で繋がる
地域のボランティア活動や、図書館のイベント、自治会の活動などに顔を出してみるのも良いでしょう。
「働く」で繋がる
セカンドキャリアの職場も、大切な社会との繋がりです。
無理に友達を作ろうと気負わなくて大丈夫。「挨拶を交わす人がいる」「週に一度行く場所がある」というだけでも、心は満たされるものですよ。
55歳からの「これからの生き方」に迷ったら
この記事では、「役割」「健康」「経済」「生きがい」という4つの側面から、55歳女性の「これからの生き方」のヒントをお伝えしてきました。
「なるほど」と思う部分もあれば、「そうは言っても、私の場合は…」と感じる部分もあったかもしれません。
そのモヤモヤ、一人で抱え込んでいませんか?
一般的な情報はたくさんあっても、お悩みは本当に人それぞれです。
- 「夫との関係がうまくいかず、新しい一歩を踏み出す気力が出ない」
- 「介護のストレスで、自分の健康まで蝕まれそう…」
- 「頭では分かっていても、どうしても不安が消えない」
そんな風に、記事を読むだけでは解消できない具体的なモヤモヤや、誰にも言えない焦りを、一人で抱え込んでしまっていませんか?
『たま お悩み相談室』であなたの「生き方」を一緒に見つけましょう

私たち「たま お悩み相談室」は、そんな55歳前後の女性の「心の整理」をお手伝いする場所です。
カウンセラーは、あなたに「答え」を押し付けることはしません。
あなたの心の中にあるモヤモヤを丁寧に解きほぐし、あなた自身が「私、本当はこうしたいのかも」という「自分だけの答え」を見つけるプロセスに寄り添います。
「こんなこと、相談してもいいのかな?」と迷う必要はありません。
その迷いこそが、あなたの「これからの生き方」を真剣に考えている証拠です。
一人で悩まず、まずは一度、お話を聞かせてくださいませんか?
あなたの「第2章」を、一緒にデザインしていきましょう。
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まとめ:55歳は「第2章の始まり」。あなたらしい生き方を見つけよう
55歳。それは決して「人生の終わり」に向かう時期ではなく、「新しい自分」として生き直す「第2章の始まり」です。
これまでたくさんの役割をこなし、家族や周りのために頑張ってきたあなただからこそ、これからの人生は、もっと「自分」を主役にしていいんですよ。
不安を感じるのは、あなたが真剣に人生と向き合っている証拠。
健康をいたわり、経済的な準備をしつつ、小さな「ワクワク」を大切にする。
そうやって一歩ずつ進んでいけば、55歳から先の人生は、あなたが思っているよりもずっと豊かで、楽しいものになるはずです。
この記事が、あなたの「これからの生き方」を見つめ直す、小さなきっかけになれたら、たま先生としてこれほど嬉しいことはありません。
あなたらしい素敵な「第2章」を、心から応援しています。


