1. 更新情報
  2. 記事一覧
  3. 心と体の健康
  4. 自分らしさを見つける方法とは?カウンセラーが教える「本当の自分」を取り戻す5つのワーク

 最終更新日:

自分らしさを見つける方法とは?カウンセラーが教える「本当の自分」を取り戻す5つのワーク

「本当の自分って、一体何なんだろう?」

ふとした瞬間に、そんな虚無感に襲われることはありませんか?

職場で求められる役割をこなし、家族や友人の前でも空気を読んで振る舞う。そうやって一生懸命に生きているうちに、いつの間にか自分の本音がどこにあるのか、わからなくなってしまう方はとても多いのです。

日々カウンセリングをしていると、「自分らしさがわからない」「他人の人生を生きている気がする」というご相談を本当によくいただきます。

まずお伝えしたいのは、自分らしさを見失うことは、あなたが社会に適応しようと頑張ってきた証拠であり、決して悪いことではないということです。

この記事では、心理カウンセラーの視点から、見えなくなってしまった「自分らしさを見つける方法」を具体的なワークとともに解説します。

一度立ち止まって、心のコンパスを再調整してみませんか?

たま先生

たま先生(中森 万美子)

「中森万美子鍼灸院」院長、「たま お悩み相談室」代表カウンセラー。 東洋医学で体を整え、カウンセリングで心に寄り添う「心身一如」のケアが信条。 FM845パーソナリティ。SNSフォロワー4万人超。著書『40歳からの幸せの法則』。

📖 著書:40歳からの幸せの法則

そのイライラや不調、
性格のせいじゃありません。

1分で判定。今のあなたの心の状態と
更年期レベルをチェックしませんか?

無料で診断する ※登録不要・何度でも試せます

なぜ?「自分らしさ」がわからなくなってしまう3つの原因

自分らしさを見つける方法を知る前に、まずは「なぜ見失ってしまったのか」その原因を紐解いてみましょう。原因を知ることで、自分を責める気持ちが和らぎます。

周囲の期待に応えようとする「過剰適応」

日本社会では「協調性」が重んじられます。

特に、感受性が豊かで優しい人ほど、周囲の期待を敏感に察知し、「求められる自分」を演じ続けてしまいます。これを心理学では「過剰適応」と呼びます。

仮面を被り続けていると、いつしか仮面が顔に張り付いてしまい、どれが素顔なのか自分でもわからなくなってしまうのです。

「~すべき」という思考の癖(ビリーフ)

・「社会人なら、弱音を吐くべきではない」

・「母親なら、自分より子供を優先すべきだ」

・「男なら、強くあるべきだ」

このような固定観念(ビリーフ)が強すぎると、自分の「~したい(Want)」という感情よりも、「~すべき(Must)」という思考が優先されます。Mustばかりで頭がいっぱいになると、心の声であるWantがかき消され、自分らしさが埋もれてしまいます。

自分の感情を抑圧してきた過去の経験

過去に自分の意見を言ったときに否定されたり、本音を出して傷ついたりした経験があると、防衛本能として感情に蓋をすることがあります。

「怒り」や「悲しみ」といったネガティブな感情だけでなく、「喜び」や「好き」というポジティブな感情まで一律に抑え込んでしまうため、自分が何に対してワクワクするのかが感じられなくなってしまうのです。

おうち東洋医学レッスン

今すぐ実践できる!自分らしさを見つける方法【5つの質問ワーク】

50代 ジャーナリング

では、ここからは具体的に自分らしさを掘り起こすワークを行っていきましょう。

正解はありません。スマホのメモ機能やノートを用意して、直感で答えてみてください。

幼少期に時間を忘れて夢中になったことは何ですか?

社会的な常識やしがらみがまだなかった頃、あなたが純粋に楽しんでいたことは何でしょうか?

泥遊び、絵を描くこと、虫取り、空想ごっこ……。

そこには、あなたの「根源的な欲求」が隠されています。たとえば「泥だんご作り」が好きだった人は、「自分の手で何かを創り出すこと」や「没頭すること」が自分らしさの核かもしれません。

お金や時間が無限にあったら何をしたいですか?

生活費や将来の不安といった「制限」をすべて外した時、あなたの心は何を望むでしょうか?

「南の島で寝ていたい」なら、今は休息を求めているのが「自分らしさ」です。「カフェを開きたい」なら、人をもてなすことや空間作りが好きなのかもしれません。

制限を外した妄想の中にこそ、本音が現れます。

他人の行動で「許せない」と感じることは何ですか?(価値観の逆説)

自分らしさは「好き」なことだけでなく、「嫌い」なことにも強く表れます。

特に、他人の行動を見てイライラする時は、「自分は我慢しているのに、あの人は自由にやっている」という嫉妬が含まれていることが多いのです。

「時間にルーズな人が許せない」と思うなら、本当はあなたも「もっと自由に時間を使いたい」「きっちりしすぎる自分を緩めたい」と思っているのかもしれません。怒りは、あなたが大切にしている価値観の裏返しです。

人生で「絶対にやりたくないこと」は何ですか?

「やりたいこと」が見つからない時は、「やりたくないこと」をリストアップするのが近道です。

・満員電車には乗りたくない

・嘘をつく仕事はしたくない

・愛想笑いはしたくない

「やりたくないこと」を避けた後に残った領域こそが、あなたが無理なく息ができる場所、つまり「自分らしくいられる場所」です。

誰にも評価されなくても続けたいことはありますか?

SNSの「いいね」ももらえない、お金にもならない、誰からも褒められない。それでも、ついやってしまうことはありますか?

承認欲求とは無関係に行動できることこそ、純度の高い「自分らしさ」です。

自分らしさを見つける過程で大切にしてほしい心の持ち方

ワークに取り組む中で、心が揺れることもあるかもしれません。そんな時に大切にしてほしいマインドセットをお伝えします。

ネガティブな感情も「大切な自分の一部」と認める

「自分らしさ」=「明るくポジティブな自分」だと思っていませんか?

実は、嫉妬深い自分、怠け者な自分、すぐ落ち込む自分も、すべて大切な「あなた」の一部です。

「あ、今自分は黒い感情を持ったな。人間らしくていいじゃない」と、ネガティブな自分も否定せずに認めてあげてください。自己受容こそが、自分らしさへの第一歩です。

他人と比較してしまう自分を責めない

SNSを見て他人がキラキラして見えると、自分と比較して落ち込むこともあるでしょう。

しかし、「比較してしまうこと」自体を責めないでください。「比較する」ということは、「私もああなりたい」「今の自分を変えたい」という向上心の表れでもあるのです。

「比較しちゃうよね、人間だもの」と自分に声をかけてあげましょう。

自分らしさは「変化してもいい」と知る

「自分らしさ」は、一生変わらない固い岩のようなものではありません。川の水のように、環境や年齢とともに変化し続けるものです。

「昔はこうだったから」という過去の自分に縛られる必要はありません。「今の自分」が何を感じているか、その瞬間の感覚を大切にしてください。

一人で見つけるのが難しい時は?「たま お悩み相談室」がサポートできること

カウンセリング 30代

ここまで自分らしさを見つける方法をご紹介しましたが、長年の思考の癖や心のブロックは、一人で取り除くのが難しい場合もあります。

自分の背中は自分では見えない(客観的視点の重要性)

人間の目は外を向いているため、自分の姿(背中)を直接見ることはできません。心も同じです。

自分のことは自分が一番よくわかっているようで、実は一番見えていないもの。

「思考がぐるぐるして整理できない」

「ワークをやってみたけれど、しっくりこない」

そんな時は、カウンセラーという「鏡」を使ってみてください。

対話の中でこそ、本当の自分らしさは見つかる

「たま お悩み相談室」では、私があなたのお話をじっくりとお聴きします。

否定も評価も一切しません。ただ安心できる空間で、心に浮かんだことを言葉にする。その対話のプロセスで、「あ、私ってこんなことを思っていたんだ」という気づき(アハ体験)が生まれます。

言葉にすることで初めて、ぼんやりしていた輪郭がはっきりし、自分らしさが立ち上がってくるのです。

まとめ:焦らなくて大丈夫。自分らしさは「探す」より「思い出す」もの

自分らしさを見つける方法は、何か新しいものを外から付け足すことではありません。

あなたがこれまでの人生で身につけてきた「鎧」や「仮面」を、一枚ずつ丁寧に脱いでいく作業です。

それは、「探す」というよりも、心の奥底に眠っている本当のあなたを「思い出す」旅のようなもの。

もし、一人でその旅を進めるのが不安になったら、いつでも「たま お悩み相談室」を頼ってください。

あなたがあなたらしく笑える日が来るよう、私が全力でサポートします。

あなたのペースで、ゆっくりと見つけていきましょうね。

おうち東洋医学レッスン

私って更年期?
更年期レベルを今すぐ診断
無料でチェック ▶
PAGE TOP