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【止まらないぐるぐる思考】つらい頭の中を整える方法7選|セルフチェック付きで原因もわかる


夜、布団に入って目を閉じても、頭の中が静かにならない。

  • 「なんであのとき、あんなこと言っちゃったんだろう」
  • 「あの人、どう思ったかな…」

そんなふうに同じことを何度も考えてしまって、気づけば朝――。

これは、たまの相談室に寄せられるご相談の中でも特に多いお悩みのひとつです。

この記事では、「ぐるぐる思考」の原因や心の仕組みをわかりやすく解説しながら、少しでも気持ちがラクになる考え方や具体的な対処法をご紹介します。

「私だけじゃなかったんだ」と、少しでもホッとできる時間になりますように。


たま お悩み相談室』の代表として、夫婦関係・人間関係・人生の悩みなど、誰にも言えない気持ちに寄り添いながら、一人ひとりが“自分を大切にできる生き方”をサポートしています。

著書『40歳からの幸せの法則 ― 自分ファーストで心も時間も自由になる

FM845にて10年以上、ラジオパーソナリティを務める

SNS総フォロワー数:3万人以上

Voicyにてラジオ配信中

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    ぐるぐる思考の主な原因とは?

    「やめたいのに、また同じことを考えてしまう…」

    そんなぐるぐる思考には、ちゃんと理由があります。あなたの心が弱いからでも、性格に問題があるからでもありません。

    ここでは、ぐるぐる思考が起きやすい背景を5つに分けてお伝えします。自分に当てはまるものを見つけながら、気づきを深めていきましょう。

    原因1|不安や心配ごとを抱えている

    ぐるぐる思考に陥りやすいとき、その背景にあるのが「漠然とした不安」です。

    • 「この先どうなるんだろう」
    • 「あれは失敗だったかもしれない」

    はっきり形にならない不安や心配ごとが、頭の中で何度も繰り返されてしまいます。

    特に、家事・育児・仕事・夫婦関係と抱えるものが多い女性ほど、心が休まる暇なく、思考だけが回り続けてしまうんですね。

    不安を抱えるのは決して弱さではなく、「大切にしたいものがあるから」こそ起こる心の反応でもあります。

    大切なのは、不安を消すことではなく、「今の自分は不安なんだ」と気づいてあげること。それだけで、心は少しずつ落ち着いていきます。

    原因2|自分を責めるクセがある

    ぐるぐる思考のなかでも、特に心を疲れさせてしまうのが「自分を責める思考のクセ」です。

    • 「私が悪かったのかな」
    • 「もっと気をつけていれば…」

    何度も自分を振り返っては、頭の中で反省会が始まってしまう。

    優しくて真面目な人ほど、相手を傷つけていないか、自分が間違っていなかったかを何度も確かめようとします。でも、何度思い返しても答えが出ないまま、ぐるぐると責めのループにハマってしまうんですね。

    本当は、あなたが悪いわけではなく、誰だって思いがけない言葉を口にしてしまうこともあるし、後悔する日もあります。それでも前に進もうとしている今のあなたを、まずは認めてあげましょう。

    原因3|相手の気持ちを想像しすぎてしまう

    • 「もしかしてあの一言、傷つけたかな?」
    • 「あのとき、嫌な思いをさせたかも…」

    そんなふうに相手の気持ちを想像しすぎて、気づけば頭の中で会話を何度も再生していませんか?

    人との関係を大切に思う気持ちが強い人ほど、相手の反応を深読みしてしまう傾向があります。けれど、考えても答えの出ない“相手の心の中”をぐるぐるしていると、自分の心だけがどんどん疲れていってしまいます

    思いやりがあるからこそ気にしてしまう――それはあなたの優しさの証でもあります

    でも時には、「わからないものは、わからなくていい」手放してみることも、自分を守る手段のひとつです。

    原因4|過去の失敗が忘れられない

    ふとした瞬間に、昔の失敗や恥ずかしかった出来事を思い出して、胸がざわついたり、「あのとき、なんであんなことを…」と自分を責めてしまうこと、ありませんか?

    ぐるぐる思考は、未消化の感情が記憶に残っているときに起こりやすいといわれています。過去のことなのに、そのときの気持ちや空気がリアルによみがえってきて、今の自分を苦しめてしまう。

    それは、あなたがその出来事にちゃんと向き合ってきた証でもあります。でも過去は、もう終わったこと。あのときの自分も、今の自分も、どちらも大切にしてあげてくださいね。

    忘れようとしなくても、「もう十分がんばったよ」とそっと手放すことはできるのです。

    原因5|「こうあるべき」に縛られている

    • 「ちゃんとやらなきゃ」
    • 「もっと頑張らなきゃ」

    そんな“べき”に知らず知らずのうちに縛られていませんか?

    責任感の強い人ほど、自分に対して厳しくなりやすく、「理想の自分」と「今の自分」とのギャップに苦しんでしまうことがあります。

    そのギャップを埋めようとして、頭の中でずっと反省したり、次はどうするべきか考えたり…いつの間にか、思考が止まらない毎日になってしまうことも。

    でも本当は、「ちゃんとできない日」があっても大丈夫なんです。あなたは今のままでも、十分がんばってる。まずはそのことを、そっと認めてあげてくださいね。

    頭の中のぐるぐるを止める対処法7選

    ぐるぐる思考を止めようと思っても、「止めよう」とすればするほど、余計に頭の中がにぎやかになってしまう…。そんな経験、きっとあなたにもありますよね。

    ぐるぐるしたままの頭をそのままにせず、やさしく落ち着けていくには、小さな工夫がとても効果的です。

    ここでは、たまがこれまで相談者さんにお伝えしてきた中でも、特に実践しやすく、効果があったと感じた方法を7つご紹介します。

    1. 考えをすべて紙に書き出してみる

    頭の中でぐるぐる回っている思考を、いったん全部紙に出してみましょう。順番も正しさも関係なく、思いついたままをどんどん書いてOK。

    「言葉にする」ことで頭の中が整理され、何が不安で、何にこだわっていたのかが見えてきます。書いたあとは、その紙を破ったり、しまっておくだけでもすっきりしますよ。

    2. 声に出して自分の思考を整理する

    書き出すのが苦手な方は、自分の思考を声に出して話してみるのもおすすめです。

    • 「私は今、○○について考えているな」
    • 「また同じことを気にしてるな」

    口に出すだけで、思考のループがゆるみます。誰かに話すように、やさしいトーンで自分に語りかけるだけでも、心に余白が生まれます。

    3. とにかく5分だけ外に出てみる

    思考がぐるぐるしているとき、視界と空気を変えることがとても効果的です。

    ほんの5分でも構いません。外に出て空を見上げたり、風を感じたりしてみてください。五感が動くことで、思考が少しずつ今に引き戻され、頭の中の騒がしさがやわらぎます

    4. 「いま」の感覚に集中する練習をする(マインドフルネス)

    頭が過去や未来のことでいっぱいになっているときは、「いまここ」に意識を戻す練習をしてみましょう。

    たとえば、手に触れているものの感触を意識したり、飲み物の温度をゆっくり感じてみたり。

    たった1分でも、「今」の感覚に意識を向けることで、思考のループがやさしくほぐれていきます。これが“マインドフルネス”のはじまりです。

    5. 「誰かに話す」ことで言葉になる

    ぐるぐる思考は、頭の中だけで考えていると出口がなくなってしまうことが多いものです。そんなときは、信頼できる人に話してみるだけでも、思考が整理されていきます。

    誰かに聞いてもらえると、それだけで「ひとりじゃない」と感じられて、心にゆとりが生まれます。言葉にすることで、自分自身の感情にも気づけますよ。

    6. 寝る前のスマホ時間をやめてみる

    寝る直前までSNSやニュースを見ていると、脳が情報を処理し続けてしまい、思考が止まらない原因になります。

    夜はできるだけスマホを手放して、照明を暗くして、ゆったりした音楽や読書で心を落ち着けてみてください。“入眠前の静けさ”が、翌朝の頭の軽さにもつながっていきます。

    7. 「これでいい」と言える小さな習慣を作る

    「もっとこうすればよかった」と後悔しがちなあなたにこそ、“これでいい”と思える体験を意識的に増やすことが大切です。

    どんなに小さなことでも大丈夫。

    • 「今日は洗濯できた」
    • 「ちゃんとお昼を食べた」

    そんな自分に「うん、これでいい」と声をかけてあげてください。その繰り返しが、思考の優しさと自己肯定感を育てていきます。

    放っておくとどうなる?ぐるぐる思考のリスク

    「いつか自然に落ち着くかも」と思っていても、ぐるぐる思考は時間が経つほど深まってしまうことがあります。

    考えすぎてしまうクセをそのままにしておくと、心と体のバランスが崩れ、日常生活や夫婦関係にまで影響が出てしまうことも

    ここでは、ぐるぐる思考を放置したときに起こりやすいリスクをお伝えします。あなた自身の心を守るためにも、気づいた今こそ立ち止まってみるタイミングかもしれません。

    睡眠の質が悪くなる

    • 「考えすぎて眠れない」
    • 「寝ても頭が冴えている感じがする」

    これは、ぐるぐる思考のある方がよく抱える悩みのひとつです。

    頭の中で同じことが繰り返されていると、脳がずっと“起きている状態”になってしまい、深い眠りに入りづらくなります

    睡眠不足が続けば、ますます思考がまとまらなくなり、イライラや不安感も増してしまう悪循環に。まずは、心と体の休息を優先することが、ぐるぐる思考を緩める大きな一歩です。

    夫婦間の会話が減っていく

    頭の中がぐるぐるしていると、手の言葉がうまく入ってこなかったり、自分の気持ちを言葉にできなくなったりします。

    • 「ちゃんと話さなきゃ」
    • 「どう思われるだろう」

    考えすぎてしまい、会話そのものがしんどくなってしまうんですね。そうすると、少しずつ夫婦間のやりとりが減っていき、すれ違いが大きくなることも。

    本当は伝えたいことがあるのに、心が疲れているせいで距離ができてしまう――それはあなたのせいではありません。

    だからこそ、ぐるぐる思考に気づいたときは、「今は休もう」と自分に許すことが大切です。

    自己否定が強くなる

    ぐるぐる思考が続くと、「また同じこと考えてる…」「私って面倒くさいな」など、自分を責める気持ちがだんだん強くなってしまいます。何度も同じ場面を思い返したり、言葉を反芻しているうちに、気づけば「私が悪いのかも」と結論づけてしまうことも。

    それは、あなたが真面目で、ちゃんと向き合おうとしている証拠。でも、必要以上に自分を責めることで、心の元気はどんどん削られてしまいます

    ぐるぐるしていることに気づいたときは、「考えている自分」にやさしく声をかけてあげるだけでも、心の回復が始まりますよ。

    何もやる気がしない

    ぐるぐる思考が長く続くと、考えすぎてエネルギーを使い果たしてしまい、「もう何もしたくない」「動きたくない」という気持ちになることがあります。

    • 何かしようと思っても頭の中がいっぱいで、体も心もついてこない
    • やる気が出ない自分を見て、さらに自己嫌悪に陥る

    そんな悪循環にハマってしまうこともあります。

    でもそれは、あなたが怠けているからではありません。心が疲れて「休ませてほしい」とサインを出している状態なんです。

    何もしない時間を「悪いこと」だと思わず、「回復の時間」として受け入れてみてくださいね。

    心がふっと軽くなる考え方のヒント

    ぐるぐる思考は、がんばっている心からのSOS。

    無理に止めようとするのではなく、見方を少しだけ変えてみることで、思考の流れがやわらかくなっていくことがあります。

    ここでは、今のあなたの心をやさしくほぐしてくれるような考え方を4つご紹介します。「これ、私に合うかも」と思えるものがあれば、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

    答えを出さなくてもいい日があっていい

    ぐるぐる思考が止まらないとき、「ちゃんと答えを出さなきゃ」「結論を決めなきゃ」と思い詰めていませんか?

    でも、すぐに答えが出ないこともあるし、出さなくていいこともあるんです。人間関係も、将来のことも、考えるタイミングは人それぞれ。

    「今日はまだ決めなくていい日」と思って、一度思考を横に置いてみるだけでも、心にスペースが生まれます。悩んでいる自分を否定せず、余白を持ってあげましょう。

    未来のことは未来の自分に任せてみる

    • 「もしこうなったらどうしよう」
    • 「将来どうなるんだろう」

    考えても答えが出ない未来のことを、何度も何度も頭の中でシミュレーションしてしまう。ぐるぐる思考のあるあるですよね。

    でも実は、未来の自分には、そのとき必要な判断力と力が備わっているんです。今のあなたが抱えている不安は、未来のあなたがちゃんと受け取って、乗り越えていってくれます。

    「いまの私は、いまのことだけでいい」と思えると、心の荷物が少し軽くなるかもしれません。

    わたしだけじゃない、と気づいてみる

    • 「また同じこと考えてる…」
    • 「なんで私だけ、こんなに考えすぎちゃうんだろう」

    そうやって、自分を責めるぐるぐるに入ってしまうこと、ありますよね。でも、同じように悩んでいる人は、実はたくさんいます。

    私の元にも、「頭の中が止まらなくて苦しい」と話してくれる方がたくさんいらっしゃいます。あなたは決してひとりじゃありません。

    「わたしだけじゃない」と思えたとき、不思議と心に余白が生まれて、ふっと呼吸がしやすくなるんです。そんなふうに、つながりを感じられる瞬間が、心の支えになりますよ。

    “一回休み”でいい日もある

    • 「今日もちゃんとやらなきゃ」
    • 「何もできなかった自分がイヤ」

    そんなふうに、自分に厳しくしすぎていませんか?でも、どんなに頑張っている人にも、“エネルギー切れ”の日はあります。

    そんなときは「今日は一回休みの日」って、自分に宣言してあげてください。家事が進まなくても、気持ちが沈んでいても、休むことは前に進むための大事な準備です。

    一歩も動けない日があったっていい。そんな日があるからこそ、また歩き出せるんです。

    まとめ

    ぐるぐる思考は、心ががんばりすぎているときのサインです。

    止めたくても止まらない。そんな自分に、ついイライラしたり落ち込んでしまうこともありますよね。

    でも大丈夫。あなたは、ちゃんと自分の気持ちと向き合おうとしている、やさしくて強い人です。

    今回ご紹介したセルフチェックや対処法、考え方のヒントの中で、ひとつでも「これならできそう」と思えたものがあれば、そこから少しずつ試してみてください。

    思考は急に変えられなくても、あなたの心の向きは、ゆっくりと変わっていきます。

    今日もここまで読んでくださったあなたに、心から「おつかれさま」と伝えたいです。自分の気持ちにやさしく寄り添う時間を、これからも大切にしてくださいね。

    つらさに気づけたあなたへ

    ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。「ぐるぐる思考に疲れた」と感じる自分に気づけたあなたは、すでに大切な一歩を踏み出しています。

    頭の中が休まらない日もあるかもしれませんが、あなたは一人ではありません。

    たま お悩み相談室では、あなたの気持ちを、言葉にならないままでもそっと受け止められる場所をご用意しています。

    誰かに話すだけで、心がふっと軽くなることもあります。無理せず、自分のペースでご相談くださいね。

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